胡宮神社

胡宮神社

滋賀県多賀町の多賀大社近く、名神高速道路を見下ろす敏満寺(びんまんじ)山の上にあり、青龍山(せいりゅうざん)の巨石信仰が信仰のルーツという古社、胡宮神社(このみやじんじゃ)。祭神は多賀大社と同じ伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)で福寿・延命にご利益が大。

かつては湖東三山と並ぶ名刹だった!

胡宮神社

もとは、聖徳太子開基の天台寺院・敏満寺の鎮守社でしたが、戦国時代、織田信長と浅井長政の対立の際に敏満寺は焼き払われ、廃寺となりました。
境内には敏満寺の金堂跡や大門跡が残されています。

その後、江戸時代には日光東照宮配下の福寿院という天台寺院となり、神仏習合の歴史を刻みましたが、明治の神仏分離で胡宮神社に。

敏満寺の鎮守社となる以前は、青龍山の巨石(磐境=いわくら)信仰を起源とするともいわれ、近江の古代文明の謎を秘める神社のひとつにもなっています。

見どころは、境内銅製五輪塔(国の重要文化財)と、鎌倉時代末期の作で、鑑賞式林泉園の社務所庭園。
金銅製五輪塔は、東大寺の堂宇再建に尽力した俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)が東大寺の再建時に延寿を願って寄進したもの。
庭園は池泉と築山の調和が絶妙で、サツキが咲き誇る春は、美しさを増し、国の名勝に指定されています。
紅葉の名所としても知られ、紅葉の見頃は例年11月中旬〜11月下旬(紅葉ライトアップ『神あかり』が行なわれます)。

名神高速道路多賀サービスエリアから胡宮神社までの遊歩道が設けられており、ドライブの途中に立ち寄ることも可能。
ちなみに、多賀サービスエリア一帯が敏満寺の境内。
多賀サービスエリア(上り)西側に隣接する清涼山不動院(滋賀県多賀町敏満寺178)が敏満寺の歴史を今に伝えています。

胡宮神社
名称 胡宮神社/このみやじんじゃ
所在地 滋賀県犬上郡多賀町敏満寺49
関連HP 多賀観光協会公式ホームページ
電車・バスで 近江鉄道多賀大社前駅から徒歩15分
ドライブで 名神高速道路彦根ICから約8km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 多賀観光協会 TEL:0749-48-1553/ FAX:0749-48-1553
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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