三井寺・釈迦堂

三井寺(園城寺)の大門(仁王門)近くにあるのが釈迦堂。豊臣秀吉の闕所(けっしょ=堂舎の破却)後、1621年(元和7)年、平安京の内裏(だいり)にあった清涼殿(天正年間造営)を下賜されて移築したものとの伝承もありますが定かでありません。現在の建物は室町時代に建立されたもので、国の重要文化財。

清凉寺式釈迦如来像が本尊

本来は食堂(じきどう)として移築されたものですが、現在は清凉寺式釈迦如来像を本尊とする釈迦堂として使われています。
檜皮葺(ひわだぶき)の建物は、正面中央に1830(文政13)年、唐破風造(からはふづくり)の向拝(こうはい)を付け足しています。

木造釈迦如来立像は、東大寺僧・奝然(ちょうねん)が平安時代、入宋中に、インド伝来という釈迦如来像を模して、我が国に請来したという清凉寺の釈迦如来立像の模刻。
それが、「清凉寺式釈迦如来」の名の由来ですが、刻まれた時代は定かでありません(鎌倉~南北朝時代と推測されています)。

三井寺・釈迦堂
名称三井寺・釈迦堂/みいでら・しゃかどう
所在地滋賀県大津市園城寺町246
関連HP三井寺公式ホームページ
電車・バスで京阪石山坂本線三井寺駅から徒歩12分
ドライブで名神高速道路大津ICから約3.5km
駐車場園城寺駐車場(350台/有料)
問い合わせ三井寺(園城寺) TEL:077-522-2238
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三井寺

天台寺門宗の総本山で、長等山中腹に広大な敷地を有する名刹、三井寺(みいでら)。正式名は長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)といい、近江八景の一つ「三井の晩鐘」でも有名。奈良時代、壬申の乱に敗れた大友皇子の霊を弔うために創建された古刹で、大

 

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