毎年8月24日~8月26日、山形県新庄市で『新庄まつり』が開催されます。宵まつり(8月24日)、本まつり(8月25日)、後まつり(8月26日)からなる山車祭で、国の重要無形民俗文化財に、さらには「山・鉾・屋台行事」33件のひとつとしてユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
江戸時代に創始された歴史ある山車まつり
新庄藩の城下町、新庄。
宝暦6年(1756年)、新庄藩5代藩主・戸沢正諶(とざわまさのぶ)が、前年の大凶作に困窮する領民に活気と希望を持たせ、豊作を祈願するために、戸沢氏の氏神である城内天満宮の祭典を領内挙げて行なったのが起源という歴史ある祭り。
きらびやかな装飾を施し絢爛豪華を競う日本一の山車行列(宵まつり山車行列・本まつり山車行列)、古式ゆかしい神輿渡御行列(みこしとぎょぎょうれつ/城内天満宮のご神体を城下北の吉川町天満宮仮宮に遷す行列)、新庄城跡戸澤神社と新庄護國神社に奉納される萩野・仁田山鹿子踊などは必見の価値があります。
なかでも勇壮な21台の山車行列は圧巻。
8月24日=宵まつり/10:00〜戸澤神社例大祭、12:00〜山車市内巡行、19:00~先頭山車アビエス到着
8月25日=本まつり/7:00〜新荘天満宮例大祭、8:30〜まつり行列出発式(最上公園)、9:00〜神輿渡御行列、9:45神輿渡御行列アビエス到着、15:45本まつり山車行列最上公園到着
8月26日=後まつり/10:00〜11:00奉納鹿子踊(戸澤神社・新庄護國神社)、10:00~16:00飾り山車(新庄まつりの山車全20台が中心商店街に一堂に展示)
戸澤氏と新庄城
新庄藩初代藩主・戸澤政盛が築いた新庄城は、本丸中央に三層の天守閣、三隅に隅櫓が配された近世城郭。
戊辰戦争(ぼしんせんそう)後に廃城となった城跡には、戸澤神社、天満神社、新庄護國神社が鎮座しています。
戸澤神社は明治27年の創建ですが、天満神社は寛永5年の創建で新庄藩主戸澤家累代の氏神。
新庄まつり|新庄市 | |
開催日時 | 毎年8月24日~8月26日 |
所在地 | 山形県新庄市多門町1 |
場所 | 新庄駅前ふれあい広場「アビエス」 |
関連HP | 新庄まつり公式ホームページ |
電車・バスで | JR新庄駅からすぐ |
ドライブで | 東北中央自動車道新庄ICから約3km |
駐車場 | 新庄駅東口駐車場(1000台) |
問い合わせ | 新庄まつり実行委員会 TEL:0233-22-6855/FAX:0233-22-6857 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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