佐太神社(さだじんじゃ)は島根県松江市鹿島町に鎮座する出雲国二之宮。奈良時代編纂の『出雲国風土記』に「佐太大神社」とあり、古代には地方の祖神の佐太大神(さだおおかみ=猿田彦命)を祀る神社として広範囲に信仰を集めていたと推測できます。神社に伝わる『佐陀神能』(さだしんのう)は、ユネスコ無形文化遺産。
社殿は国の重要文化財
佐太大神は、神社から6kmほど北東にある海食洞・加賀の潜戸(かかのくけど)で誕生したと伝えられています。
本殿は三殿並立という珍しい様式で、いずれも大社造り。
国の重要文化財の正殿に主神・佐太大神(さだのおおかみ)、北殿に天照大神(あまてらすおおみかみ)、南殿に素盞鳴尊(すさのおのみこと)などが祀られています。
祭礼も数多く、なかでも5月3日の「直会祭」(なおらいさい)、9月24日夜の「御座替神事」(ござがえしんじ)と9月25日の例祭、11月20日夜~11月25日夜の「神在祭」(じんざいさい)は有名。
9月24日の御座替祭、25日の例祭には、ユネスコ無形文化遺産、国の重要無形文化財に指定されている『佐陀神能』が奉納されています。
社宝の「色々威胴丸」(いろいろおどしどうまる)は、戦国大名・尼子経久(あまごつねひさ)が奉納したと伝わります(国の重要文化財、島根県立古代出雲歴史博物館寄託)。
名称 | 佐太神社/さだじんじゃ |
所在地 | 島根県松江市鹿島町佐陀宮内73 |
関連HP | 佐太神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR松江駅から一畑バス恵曇行きで25分、佐太神社前下車、徒歩2分。またはJR松江駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 山陰自動車道松江中央ランプから約19km |
駐車場 | 60台/無料 |
問い合わせ | TEL:0852-82-0668 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag