佐賀県佐賀市大和町、金敷城山の標高200~350mの山中に点在する花崗岩の巨石群が巨石パーク(肥前大和巨石パーク)。奈良時代初期に編纂された『肥前風土記』にも「川上有石神」として記されている伝説の巨石群で、肥前国一の宮・與止日女神社(よどみめじんじゃ=河上神社)の御神体ともいわれています。
16基目の蛙石を目指して巨石巡り
昭和10年に地元の新聞記者によって巨石群が再発見されましたが、戦後、ふたたび忘れ去られる存在に。
その後、平成7年に旧大和町が「巨石文化のテーマパーク」を謳い文句に、肥前大和巨石パークとして整備、手軽に入山できるようになったもの。
点在する巨石は神頭石(じとうせき)に始まり、順に道祖神石(さやのかみいし)、石神様が航海に使ったという御舟石(みふねいし)、兜石、龍の石、造化大明神(ぞうかだいみょうじん=與止日女神社の祭神)、イナリ石、誕生石、屏風石、シンボル的な存在の烏帽子石(えぼしいし)、御座石(ございし)、天神石、雄神石、天の岩門(あまのいわと)、神籠石、蛙石(かえるいし)、たもと石の17基で、16基目の蛙石までは連続していますが、最後の1基となるたもと石は16基目の蛙石からさらに登山道を1時間20分ほどの位置にあります。
巨石を見学できるよう自然遊歩道(巨石散策道)も整備されており、管理棟ではガイドマップを用意。
16基目までを巡る4kmほどのコースを歩くのが伝説と巨石探訪ゾーンの遊歩道。
16基目までで、所要2時間ほどで巨石めぐりを楽しむことができますが、入場時間が決められているので、遅くとも15:00までの入場が必要。
しかもアップダウンがあるので、足回りなどはしっかりと。
巨石パーク | |
名称 | 巨石パーク/きょせきぱーく |
所在地 | 佐賀県佐賀市大和町梅野329−5 |
関連HP | 佐賀市公式ホームページ |
電車・バスで | JR佐賀駅から昭和バス古湯・北山方面行きで26分、小原下車、徒歩10分 |
ドライブで | 長崎自動車道佐賀大和ICから約3km |
駐車場 | 200台/有料 |
問い合わせ | 巨石パーク TEL:0952-64-2818 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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