陣馬の滝

静岡県富士宮市猪之頭、田貫湖畔から北へ続く、東海自然歩道富士宮コース沿いの五斗目木川（ごとめきがわ／芝川支流）の源流に位置する湧水の滝。1193（建久4）年、源頼朝の富士の巻狩りの際、滝の近くに一夜の陣を敷いたのが滝名の由来。水温は真夏でも10度というクールゾーンです。

富士山の湧水がしみ出した滝で水遊び!

白糸の滝と同様、富士山の湧水が溶岩層のすき間からしみ出した滝で（湧水のイオン分析の結果は須川源流の水質に類似しています）、湧水のため、水温も一年を通して10度前後で、滝壺近くにはひんやりとした清涼感が漂う夏でも涼しいクールゾーン。

2023年8月23日の『羽鳥慎一モーニングショー』で、富士宮駅前の気温が35.7度、標高700mの猪之頭地区の気温は28.3度で、「猛暑日知らず」として放送され、それまでは知る人ぞ知る存在だったのが、がぜん注目度も上がりました。

滝近くまで車で到達でき、周囲にはこの湧水を利用したわさび田や養鱒場などもあってファミリーで遊ぶのにも絶好。
東海自然歩道富士宮コースのうち、田貫湖から小田貫湿原を抜け、陣馬の滝まで歩く道程だと、所要は1時間ほどとお手軽。

毎年、8月下旬の日曜には『陣馬の滝まつり』も開催され、陣馬の滝太鼓演奏、ニジマスのつかみどり大会などが行なわれます。

第41回陣馬の滝祭り｜富士宮市｜2024

2024年8月18日（日）9:00〜14:00、静岡県富士宮市で『第41回陣馬の滝祭り』が開催。白糸の滝、音止の滝のネームバリューに隠れて、「秘瀑」的な存在となっている猪之頭地区の陣馬の滝ですが、真夏でも水温は10度と冷涼で、子供を遊ばせる

水温10度、陣馬の滝で、真夏の極寒体験を！

静岡県富士宮市の猪之頭（いのがしら）、五斗目木川にかかる陣馬の滝は、真夏でも水温が10度という冷水の落ちる滝。伏流水が湧き出す地のため、真夏でも涼しいエリアで、近年は「東京に近いクールゾーン」としても注目度が上がっています。陣馬の滝では滝下