御穂神社

御穂神社

静岡市清水区三保の三保松原入口に鎮座する古社、御穂神社(みほじんじゃ)。平安時代編纂の『延喜式』神名帳にも記載の古社で、神社境内と参道(神の道)は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産にもなっています。夫婦和合、縁結びのパワースポットしても人気。

羽衣の松と御穂神社を結ぶ道が神の道

御穂神社
御穂神社の拝殿

祭神は三穂津彦命(みほつひこのみこと=大国主命)と三穂津姫命(みほつひめのみこと)。
日本武尊(やまとたけるのみこと)東征の際に鎮座したとも、出雲国の御穂埼(現・島根県松江市美保関町)から遷座したという伝承もあり、古代の出雲族との関わりがあるのかもしれません。

羽衣の松から御穂神社へと続く「神の道」は、羽衣の松を依代(よりしろ)として降臨した神が御穂神社へと進む道と伝えられています。
海の彼方にある「常世国」から神を迎える常世信仰にも通じるものがあります。

中世から近世には駿河を支配した今川氏、武田氏、豊臣氏、徳川氏にも尊崇されています。
社殿は江戸時代のはじめに徳川家康によって整備されましたが、寛文8年(1668年)に火災で焼失。
その後、仮宮として築かれた本殿が今も使われて、静岡市の文化財に指定されています。

例祭は11月1日で、舞殿で「羽衣の舞」を奉納。
社宝として国の重要文化財に指定される太刀があります。

御穂神社
名称 御穂神社/みほじんじゃ
Miho Jinja Shrine
所在地 静岡県静岡市清水区三保1073
関連HP 静岡市公式ホームページ
電車・バスで R清水駅からしずてつジャストライン三保松原入口バス停下車、徒歩10分
ドライブで 東名高速道路清水ICから約10.8km
駐車場 10台/無料、三保松原駐車場(200台/無料)
問い合わせ 御穂神社 TEL:054-334-0828
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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