遠州味処とりや茶屋

遠州味処とりや茶屋

静岡県袋井市、JR東海道本線袋井駅近くにある人気の食事処が遠州味処とりや茶屋。袋井市では、街道時代、東海道袋井宿で人気だったという「たまごふわふわ」を復元し、市内の数軒で提供していますが、遠州味処とりや茶屋もそのうちの一軒で、サイドメニューとして注文するのも手です。

ランチメニューも充実!

もともとは、「とりや食堂」という食堂で、当主で3代目という老舗です。
浜松の有名料理店で修業したという当主・松下義之(まつしたよしゆき)さんが吟味した遠州灘の魚介や、地元・遠州の肉、野菜などを使った和食を提供しています。
店には水槽を置き、天然物の魚が泳ぎ、それを使った刺し身の盛り合わせも贅沢で人気です。

JA三ヶ日のブランド肉「三ヶ日ポーク」(柔らかく、脂身が甘いのが特徴)を使った豚テキなどもメニューにのっています。

「たまごふわふわ膳」は、袋井名物たまごふわふわに、季節のお造り、揚げ物、焼き物、御飯と漬物がセットになり、観光客におすすめです。
もちろん、遠州袋井たまごふわふわ単品でもオーダー可能。
感覚的には茶碗蒸し、お吸いものに近いので、定番メニューで忙しいランチタイムを少しずらし、サイドオーダーで頼むのもいいでしょう。
お昼はお手軽なランチも各種用意され、ランチ目的で訪ねても十分満足できます。

「たまごふわふわ」とは!?

文化10年(1813年)、大坂の豪商・升屋平右衛門(ますやへいえもん=東北諸藩と米仲買をし、両替商も務めた豪商)の旅日記『仙台下向日記』(仙台藩10代藩主・伊達斉宗に会見するために仙台に出向く日記)に袋井宿の大田脇本陣で朝食の膳に「玉子ふわふわ」が出たと記されています。
また、ほぼ同時代に刊行された十返舎一九の『東海道中膝栗毛』(とうかいどうちゅうひざくりげ)にも弥次さんが藤枝の茶店で「たまごふわふわ」を味わうシーンが登場しています。

江戸時代初期の寛永3年(1626年)、京・二条城で3代将軍・徳川家光が後水尾天皇をもてなした饗応料理の献立にも入っています。
袋井市観光協会が江戸時代の料理本をもとに、「たまごふわふわ」を再現、地域活性に活用しているのです。

材料は卵と出汁(だし)のみ。
卵白を丁寧に手作業で撹拌(かくはん=かきまぜ)してふわふわ感を出すのです。
「昔の味を再現ということで、手作業で撹拌しています。当初は割り箸を10本束ねて撹拌していましたが、疲れるし、注文に追いつかないので、今では泡立て器を使っています」(主人の松下義之さん)。
この撹拌作業をなんと5分間続けると、空気が混ざり、ふわふわ感を生み出すのだとか。
その後、卵黄を加えて出汁味をつけ、さらに撹拌。
沸騰した鍋に入れて、蒸し上げれば完成です。
「遠州味処とりや茶屋」では、昆布と鰹節で出汁を丁寧にとっているので、ふわふわ感だけでなく、味もまさしく饗応料理のよう。

遠州味処とりや茶屋
遠州味処とりや茶屋
名称 遠州味処とりや茶屋/えんしゅうあじどころといやちゃや
所在地 静岡県袋井市高尾町15-7
関連HP 遠州味処とりや茶屋公式ホームページ
電車・バスで JR袋井駅から徒歩5分
ドライブで 東名高速道路袋井ICから約3.5km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 遠州味処とりや茶屋 TEL0538-42-2427
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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プレスマンユニオン編集部

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

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