川原町屋

岐阜県岐阜市玉井町、長良川沿いの川原町の古い町並みにあるのが、川原町屋（かわらまちや）。明治時代の紙問屋だった町家の建物をそのままに再生し、喫茶&ギャラリーとして営業。歴史ある古い町並みの散策途中に立ち寄るのに最適の場所です。日本遺産「「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜」の構成資産にもなっています。

明治時代の紙問屋を再生したお洒落なカフェ

紙問屋だったという現在の建物がいつ建てられたか、建築年は定かではありませんが、川原町地区は明治24年の濃尾大震災による延焼がなかったと伝えられ、それ以前の可能性も。
木造2階建te、切妻造りで、敷地の奥側に続く蔵は、土蔵造り。

玄関脇に立つ丸形ポストが目印で、黒塗りの格子戸を一歩入れば、情緒もたっぷり。
趣ある中庭など眺めて、昔ながらの風情を感じながら、コーヒー、抹茶、川原町屋特製カレー、鮎のお粥、川原町屋オリジナルピザなどでひと息つくことができます。
調度品は落ち着いた雰囲気で統一され、和雑貨が並べられたコーナーも。

店内に飾ってあるものはすべて、運営母体が雛人形、五月人形、盆提灯、祭礼提灯などの製造問屋「安藤商店総本店」であることから、提灯など岐阜の伝統工芸と和雑貨。
入口2階のギャラリーでは特別展示も実施しています。

川原町の家並み

岐阜県岐阜市、長良川河畔、長良橋南詰の鵜飼観覧船事務所から南へ延びるレトロな家並みが、川原町の家並み（かわらまちのいえなみ）。川原町は、現在の湊町、玉井町、元浜町にあたり、金華山に城を築いた斎藤道三が、この付近に川湊を設けたことに由来する家