富士川河口(河口幅日本一)

富士川河口(河口幅日本一)

静岡県富士市と静岡市清水区蒲原の境にあるのが、富士川河口。河口幅は1950mもあり、徳島県の那賀川(なかがわ)・1770m、岐阜県・三重県県境の揖斐川(いびがわ)を抑えて、河口幅日本一になっています。河口の西側(静岡市清水区)には桜えび干場、富士川滑空場もあります。

日本三大急流・富士川の河口は、日本一の幅!

富士川河口(河口幅日本一)
富士川最下流の橋は、国道1号の新富士川橋

山形の最上川、熊本の球磨川と並ぶ日本三大急流に数えられる富士川ですが、実はその河口幅は日本一。
東海道新幹線の車窓から富士山を眺める場所としても有名ですが、実はその富士川橋梁も東海道新幹線では最長の橋で、橋長1373m。

河口から少し入った場所、東海道新幹線・富士川橋梁の下流側に架かるのが、国道1号(富士由比バイパス)・新富士川橋で、橋の上から広大な河口部分を眺めることができます。

新富士川橋は、昭和46年4月26日、有料道路として開通したもので、平成4年4月1日に無料化、料金所の跡地に道の駅富士が整備されています。

河口の東側(富士市)には富士川緑地(51.53ha)があり、野球場、サッカー場、ソフトボール場、児童広場、自由広場、駐車場などが整備され、のんびりくつろぐことができます。
富士川緑地の富士川側の車道を南の海岸に向けて走り、ダートの道を富士川海岸まで歩けば海に出ることができ(伊豆半島を眺望)、波が穏やかなら浜辺を河口近くまで歩くことができます。

西側(静岡市清水区)の河畔は、グライダーや軽飛行機などが滑空する富士川滑空場で、その内側が桜えび干場、富士川緑地公園スポーツ広場などが広がっています。
桜えび天日干しが行なわれるのは、漁や天候の具合にもよりますが(前日に出漁し、「干しえび」加工に適した桜えびが揚がり、当日の天気がよい場合)、春漁は、例年3月下旬〜6月上旬、秋漁が、10月下旬〜12月下旬。

河口部分を眺めるには富士川滑空場の南端にある堤防の上あたりからとなりますが、海水が富士川の河口に逆流する様子などを眺めることができます。

ちなみに川幅日本一は、鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川で、2537mあります(埼玉県道27号東松山鴻巣線・御成橋)。

富士川河口(河口幅日本一)
河口の先には伊豆半島が!
富士川河口(河口幅日本一)
満潮時に富士川に逆流する海水
富士川河口(河口幅日本一)
名称 富士川河口(河口幅日本一)/ふじがわかこう(かこうはばにほんいち)
所在地 静岡県富士市五貫島・静岡市清水区蒲原
関連HP 静岡県公式ホームページ
ドライブで 東名高速道路富士川スマートICから約7km、富士ICから約9km
駐車場 あり/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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