菅田天神社
山梨県甲州市塩山にある古社が、菅田天神社(かんだてんじんしゃ)。承和9年(842年)、甲斐国司の藤原伊勢雄が創建と伝えられ、甲斐源氏の守護神。寛弘元年(1004年)、菅原道真を相殿に祀ったことから天満宮となり、菅田天神社…
山梨県甲州市塩山にある古社が、菅田天神社(かんだてんじんしゃ)。承和9年(842年)、甲斐国司の藤原伊勢雄が創建と伝えられ、甲斐源氏の守護神。寛弘元年(1004年)、菅原道真を相殿に祀ったことから天満宮となり、菅田天神社…
山梨県山梨市にある臨済宗妙心寺派の古刹が、清白寺(せいはくじ)。足利尊氏(あしかがたかうじ)が夢窓疎石(むそうそせき)を開山とし、正慶2年(1333年)に国家安泰、戦勝祈願所として創建した建長寺末の禅寺で、江戸時代に臨済…
神奈川県鎌倉市、鎌倉五山(建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺)の第一位、北条時頼が開基の建長寺。鐘楼に架る梵鐘は、1255年(建長7年)、関東の鋳物師の筆頭だった物部重光によって鋳造されたもので国宝。円覚寺、常楽寺(…
群馬県高崎市の群馬の森にある県立の歴史ミュージアムが、群馬県立歴史博物館。岩宿遺跡に始まる群馬県の原始時代から近代・現代までを5つの展示室で紹介。令和2年9月に国宝になった「群馬県綿貫観音山古墳出土品」を常時展示する国宝…
京都府京都市上京区にある真言宗智山派の古刹で吉田兼好の『徒然草』にも登場するのが千本釈迦堂。藤原秀衡の孫という義空上人の開創。正式名は大報恩寺だが、釈迦如来を祀ることから千本釈迦堂とも。安貞元年(1227年)の創建時その…
滋賀県蒲生郡竜王町にある神社で近郷33ヶ村の総社が苗村神社(なむらじんじゃ)。昔ながらの鎮守の森が残され、森の中は文化財の宝庫。茅葺きの楼門、神輿庫、東本殿、境内社の十禅師社本殿、八幡社本殿は国の重要文化財。さらに鎌倉時…
湖北の「観音の里」と呼ばれる滋賀県長浜市高月町にある真宗大谷派の寺、渡岸寺観音堂(向源寺)。寺伝によれば天平8年(736年)、平城京に疱瘡(ほうそう)が大流行し、その病魔退散の願いから聖武天皇の勅願で、白山を開いた泰澄が…
奈良県奈良市忍辱山町(にんにくせんちょう)にある真言宗御室派の寺、円成寺(えんじょうじ)。円成寺の本堂の東側にあるふたつの小さな社が鎮守社である春日堂、白山堂。鎌倉時代初期の建築と推定され、現存する日本最古の春日造りの社…
京都府京都市東山区にある豊臣秀吉を祭神とする神社が豊国神社。入母屋造、檜皮葺きの唐門は、もともとは伏見城にあったものを廃城の際、二条城に、さらに以心崇伝が寛永4年(1627年)、二条城の唐門を譲り受けて金地院に。明治維新…
北海道函館市臼尻町、道の駅「縄文ロマン 南かやべ」に併設されるのが函館市縄文文化交流センター。北海道で唯一の国宝「中空土偶」など南茅部の縄文遺跡から出土した貴重な品々を収蔵展示する施設で、世界文化遺産「北海道・北東北の縄…
長野県大町市にある創建は神代に溯るという古社(垂仁天皇の御代に仁品王が社を建て伊弉冉尊を奉祀との伝承があります)が仁科神明宮(にしなしんめいぐう)。仁科66郷の総社で、穂高神社、若一王子神社とともに仁科三大社のひとつ。日…
四国4県にある国宝建造物は、香川県2件、愛媛県3件、高知県1件の合計6件で、残念ながら徳島県にはありません。いずれも平安時代末〜鎌倉時代初期の寺社建築で、平安時代末期の阿弥陀信仰の隆盛、根強い薬師如来への信仰などを背景に…
和歌山県伊都郡高野町、高野山の壇上伽藍(世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産)の東端の建つ堂が金剛峯寺・不動堂。明治41年に山内の一心院谷にあった一心院(現在の金輪塔あたり)から移築されたもので、金剛三昧院・多宝…
奈良県生駒市にある真言律宗の寺、長弓寺(ちょうきゅうじ)。現存する本堂は棟木銘から弘安2年(1279年)の建築であることが判明し、国宝。入母屋造り(いりもやづくり)、檜皮葺き(ひわだぶき)、鎌倉時代の密教仏堂の代表作とし…
奈良県奈良市中町にある霊山寺真言宗大本山が霊山寺(りょうせんじ)。聖武天皇が行基に命じて創建したという古刹で、棟札から弘安6年(1283年)の建築であることが判明する本堂は、鎌倉時代の和様仏堂の代表作で、国宝。外陣、内陣…
香川県坂出市にある古社、神谷神社(かんだにじんじゃ)。五色台の一峰・白峰山の神谷に鎮座する社で、大正時代の本殿修理の際に、棟木(むなぎ)から建保7年(1219年)に本殿を再建したことが記された墨書銘が発見され、建築年が確…
香川県坂出市、五色台の一峰・白峰山の麓に鎮座する平安時代編纂の『延喜式神名帳』にも記載される古社が、神谷神社(かんだにじんじゃ)。現存する三間社流れ造りの本殿は、建保7年(1219年)築で、建築年の明らかな神社建築として…
香川県三豊市にある高野山真言宗の寺、本山寺(もとやまじ)。四国八十八箇所霊場第70番札所で、空海(弘法大師)が自刻と伝わる本尊の馬頭観音菩薩(秘仏)を安置する本堂は国宝。長宗我部元親の讃岐侵攻の戦禍からも逃れた正安2年(…