日光東照宮・東西回廊
日光東照宮の陽明門の東西に伸びる、神域を守る全長220mの廊下が回廊。陽明門の東側の東回廊、西側の西回廊が対称的に備わり、見事な彫刻が施されています。屋根の下の長押(なげし)の上の部分に雲、胴羽目(どうはめ)の部分には花…
日光東照宮の陽明門の東西に伸びる、神域を守る全長220mの廊下が回廊。陽明門の東側の東回廊、西側の西回廊が対称的に備わり、見事な彫刻が施されています。屋根の下の長押(なげし)の上の部分に雲、胴羽目(どうはめ)の部分には花…
日光東照宮参拝のハイライトの一つが国宝の陽明門。極彩色彫刻で覆われ、一日中見ていても飽きないということから「日暮御門」とも称されていますが、平成の大修理を終えて絢爛豪華な輝きが蘇っています。他の社殿と同様、3代将軍・徳川…
広島市内で唯一の国宝建築物が、原爆投下の被害が軽微だった不動院・金堂。天井の墨書(ぼくしょ)から天文9年(1540年)築と判明し、国宝になっていますが、もともとは大内義隆が周防(すおう=現・山口県)山口に建てたもの。天正…
広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山、浄土寺。 現存する多宝塔は、鎌倉時代末期,嘉暦3年(1328年)建立で国宝。やはり国宝になっている本堂と同様に、尾道の富豪、沙弥道蓮(しゃみどうれん)・比丘尼道性(びくに…
大同2年(807年)、空海(弘法大師)開基と伝えられる真言宗大覚寺派の古刹、明王院(江戸時代初期までは常福寺という律宗の寺)。明王院の五重塔は、南北朝時代の貞和4年(1348年)に建立された純和様の五重塔で、国宝。全国に…
大同2年(807年)、空海(弘法大師)開基と伝えられる真言宗大覚寺派の古刹、明王院(江戸時代初期までは常福寺という律宗の寺)。本堂は鎌倉後期の元応3年(1321年)に再建されたもので、和洋建築の桁行五間、梁間五間、一重、…
日本には全国12ヶ所に往時の天守が残り、そのうち犬山城、松本城、彦根城、姫路城、松江城が国宝に指定されています。では、日本最古の天守(現存天守で最古の天守)はどこでしょう。これまでの通説は、丸岡城(福井県坂井市)だったの…
広島県尾道市瀬戸田町、生口島(いくちじま)の聴音山公園の一角にある曹洞宗の寺が向上寺(こうじょうじ)。応永7年(1400年)、土地の地頭(じとう)・生口守平(いくちもりひら)が建立した禅寺で中国三十三観音霊場の11番札所…
全国の五重塔のなかで国宝に指定される塔は9塔、国の重要文化財に指定は13塔あります。さらに三重塔に国宝13塔、重要文化財43塔、多宝塔に国宝6塔、国の重要文化財35塔を数えます。そのなかで選ばれる「日本三名塔」は、法隆寺…
永久3年(1115年)、醍醐寺第14世座主・勝覚僧正が創建した醍醐寺三宝院は、世界文化遺産「古都京都の文化遺産」の構成資産である醍醐寺の本坊的な存在で、歴代座主が居住する坊です。豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して自ら基本…
世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産のひとつ、真言宗醍醐派総本山・醍醐寺。下醍醐と山上の上醍醐に分かれていますが、下醍醐伽藍の中心が金堂。「醍醐の花見」を開いた豊臣秀吉の命で、紀州国湯浅(現・和歌山県湯浅町)の満願…
「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録される醍醐寺(だいごじ)。醍醐寺には、上醍醐、下醍醐の伽藍に、あわせて6棟の国宝、10棟の重要文化財の建物がありますが、下醍醐にある五重塔は父・醍醐天皇の冥福を祈るために第三皇…
山口県山口市にある瑠璃光寺は曹洞宗の寺で山号は保寧山。永平寺を大本山とする曹洞宗の寺のため、階段式の回廊が巡らされミニ永平寺といった感じ。五重塔は、大内文化花開いた室町時代、寺が香積寺だった頃のもので、嘉吉2年(1442…
島根県出雲市、出雲大社の社殿近くに建つ出雲の古代を詳細に解説する県立の博物館が島根県立古代出雲歴史博物館。中央ロビーには出雲大社境内から平成12年に発見された宇豆柱(うづばしら)を展示。常設展では、「出雲大社と神々の国の…
「出雲の原郷」とも呼ばれる島根県出雲市斐川町(ひかわちょう)。『出雲風土記』に記される仏経山(神名火山)の東3km、高瀬山北麓の小さな谷に位置する荒神谷遺跡。斐川町の小さな谷間から、昭和59年夏に358本という信じられな…
愛媛県松山市の道後温泉の近くにある真言宗豊山派の古刹、石手寺(いしてじ)。四国八十八ヶ所霊場第51番札所で、山号は熊野山、本尊は薬師如来。神亀5年(728年)、聖武天皇の勅願により創建され、もとは安養寺と称し法相宗の寺で…
出雲大社(いずもおおやしろ)の本殿は八足門、楼門をくぐったなかにあり、一般の参拝者は八足門や周囲の瑞垣の外から眺めることになります。高さ24mの本殿は神社建築では日本一の高さを誇りますが、古代には東大寺大仏殿をしのぐ48…
三重県津市一身田町にある真宗高田派の本山。嘉禄元年(1225年)、親鸞の活動場所であった下野国(栃木県)に専修念仏の根本道場(如来堂)を開いたのが始まり。それが現在の本寺の専修寺=栃木県真岡市高田)で、戦国時代に火災で焼…