現存12天守に登城しよう!
現在、国内に戦国末期から江戸時代の木造天守が残るのは12ヶ所。「現存12天守」と呼ばれています。北から、弘前城、国宝松本城、丸岡城、国宝犬山城、国宝彦根城、国宝姫路城、国宝松江城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高…
現在、国内に戦国末期から江戸時代の木造天守が残るのは12ヶ所。「現存12天守」と呼ばれています。北から、弘前城、国宝松本城、丸岡城、国宝犬山城、国宝彦根城、国宝姫路城、国宝松江城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高…
名城の多い愛媛県ですが、今治城(今治市)、湯築城(ゆづきじょう/松山市)、松山城(松山市)、大洲城(大洲市)、宇和島城(宇和島市)が日本100名城、能島城(今治市)、河後森城(かごもりじょう/松野町)が続日本100名城に…
平野部にある山、丘に築かれた城が平山城。織田信長が築いた安土城が最初とされ、姫路城(兵庫県姫路市)、津山城(岡山県津山市)、松山城(愛媛県松山市)が日本三大平山城と称されていますが、和歌山城(和歌山県和歌山市)、姫路城、…
愛媛県松山市、標高132mの勝山山頂に建つ松山城。勝山は全体が城山公園として整備されていますが、山麓と山上の天守(現存12天守)などの城郭群を結ぶのが、松山城山ロープウェイ・リフト。面白いのはリフトとロープウェイが並行し…
伊予松山藩2代藩主・蒲生忠知(がもうただとも)が築いた邸宅跡を庭園としたのが松山城二之丸史跡庭園。絵図を基に、邸宅の間取りと庭園を再現しています。松山城は、山上にあり、太平の世には不便であることから、伊予松山藩の政庁とし…
松山城本丸の太鼓櫓・太鼓門・太鼓門東続櫓・巽櫓と連続する防備を抜けると、南北に長い本丸の台地に立つことになります。ここにあるのが本丸井戸。本丸の台地はもともと南北に長かったわけではなく、実は南峰、北峰の峰があり、その谷間…
松山城の天守の建つ本壇(天守曲輪)の西端、高石垣の上に連続して建つ棟。南北に隅櫓が配され、その間を十間廊下が繋いでいます。北隅櫓は、北隅櫓は小天守北ノ櫓とか戊亥小天守、南隅櫓は申酉小天守とも呼ばれ、天守に次ぐ格式をもつ櫓…
十間廊下は天守の建つ本壇(天守曲輪)の西側を防衛する重要な櫓で多聞櫓形式。北隅櫓と南隅櫓を連結する通路にもなっていて、桁行が10間あることが名の由来です。天守西側の防備を担っており、石垣を登る敵兵に対して石を落とす石落し…
松山城本丸、北西を守る乾櫓(いぬいやぐら)の東側に位置する櫓が野原櫓。乾櫓に次ぐ歴史を有する松山城創建当初に建築された櫓です。本丸の北面、北西面を守る櫓で、現存する日本で唯一の望楼型二重櫓となっています。石落しや狭間など…
松山城の本壇(天守曲輪)、大天守北側に隣接する門が仕切門。北側の石垣の上には仕切門内塀が配されています。本壇内庭の北側の防備を固める高麗門で、天神櫓前の本壇広場に対する防備も担っています。ここを突破すると内庭(天守広場)…
松山城本丸の搦手(からめて=裏口)に位置するのが乾門(いぬいもん)。乾とは方角を表す言葉で、北西の意。乾櫓と乾門東続櫓に守られるような構造で、搦手の門の中で、最も重要な門となっています。かつては、乾門の前に乾一の門があり…
松山城本丸の乾(いぬい=北西)を守るの隅櫓が乾櫓(いぬいやぐら)。天守の建つ本壇(天守曲輪)の西に位置し、乾櫓・乾門・乾門東続櫓で、大手の搦手(からめて=裏側)を守っています。石落しを設け、弾丸が壁を貫くことがないように…
松山城の天守が建つ本壇(天守曲輪)の東北に位置する櫓が天神櫓。卯歳櫓、東隅櫓とも呼ばれ、最終決戦に備え甲冑や鎧兜を保管する具足櫓だったもの。城主である松平家の遠祖にあたる菅原道真を祀ったため天神櫓という名が付いていますが…
松山城の大手側登城ルートで本丸の筒井門をくぐった先の門が太鼓門。この先が天守の建つ本壇となります。西に太鼓櫓、東に巽櫓(たつみやぐら)が配された脇戸付の櫓門で続櫓が置かれ、太鼓櫓・太鼓門・太鼓門東続櫓・巽櫓と連続する強固…
松山城の天守がそびえる本壇、三ノ門を越え右に曲がるといよいよ大天守西の中庭に通じる筋鉄門(すじがねもん/東向き)。南に小天守、北の大天守に連続という重要な櫓門で、天守玄関がある中庭を防衛する大切な場所です。
艮(うしとら)とは東北の意。松山城の本丸の東北に位置する門で、艮門東続櫓とともに本丸東面の防御の要。いざという時には大手(表側)や搦手(裏側)から迫る敵兵を奇襲するため、この門から兵を出撃させる役目も担っていました。NH…
松山城の天守がそびえる本壇。強固な防御を誇る本壇ですが、二ノ門を過ぎると本壇の広場となり、登城道はここで左に屈曲して三ノ門となります。松山城・三ノ門は、北向きの高麗門(こうらいもん)で、西に大天守、南に三ノ門南櫓と筋鉄門…
松山城の天守の建つ本壇(本丸曲輪の天守が建つ中心部分)を守る門が一ノ門。西に向いた高麗門で、目の前(西側)には小天守が聳えています。門の南に一ノ門南櫓、門の北に三ノ門南櫓が配される防御態勢。二ノ門との間は枡形になっており…