圓福寺(大可島城跡)
広島県福山市の鞆の浦にある真言宗大覚寺派の寺が圓福寺。慶応3年(1867年)4月23日、海援隊を率いた坂本龍馬を乗せた蒸気船「いろは丸」が、紀州藩の「明光丸」と衝突・沈没した「いろは丸事件」。その際、紀州藩側の宿舎となっ…
広島県福山市の鞆の浦にある真言宗大覚寺派の寺が圓福寺。慶応3年(1867年)4月23日、海援隊を率いた坂本龍馬を乗せた蒸気船「いろは丸」が、紀州藩の「明光丸」と衝突・沈没した「いろは丸事件」。その際、紀州藩側の宿舎となっ…
広島県福山市の瀬戸内海交易で栄えた鞆の浦。壮麗な石垣の上に鞆の浦を見下ろすようにして建つのが千住院福禅寺です。山号を海岸山といい、天歴年間(947年〜957年)、空也創建と伝わる古刹。対潮楼はその客殿にあたり、元禄年間(…
かつて潮待ち湊として栄えた鞆の浦(広島県福山市鞆町)。瀬戸内海随一の要港だった頃の喧噪とは無縁の静けさですが、江戸情緒を色濃く残す街並みは今も健在。鞆七卿落遺跡周辺の白壁土蔵やベンガラ商家の家並みはもちろん貴重ですが、鞆…
広島県福山市の鞆の浦。鞆の浦が万葉の昔から瀬戸内海の良港であり、北前船の寄港地なのは仙酔島が風除け、防波堤の役目をしているから。仙酔島は周囲約5.2kmの小島で、「仙人が酔うほど美しい」というのが名の由来。仙酔岩体と呼ば…
慶応3年4月23日(1867年5月26日)、坂本龍馬ら「海援隊」メンバーを乗せた蒸気船「いろは丸」が、備讃瀬戸(箱崎と六島の沖合)で紀州藩の軍艦「明光丸」と衝突した「いろは丸事件」。龍馬と乗組員は、明光丸で鞆の浦に上陸。…
広島県福山市の瀬戸内海交易で栄えた鞆の浦(とものうら)。古き家並みが残される鞆の町並みからやや離れますが、弓状に突き出した半島や波止場、仙酔島などを一望にする後山の中腹、絶景地に建つのが、医王寺。空海(弘法大師)創建の寺…
広島県福山市の鞆の浦は、瀬戸内海交易、そして北前船の寄港ととして繁栄した歴史を有しています。鞆港の雁木に面して建つ白壁土蔵がいろは丸展示館。館内では、海援隊を組織した坂本龍馬が瀬戸内海を航行中に紀州藩の軍艦と衝突、鞆の浦…
広島県福山市鞆町の鞆の浦(とものうら)は北前船の寄港などで栄えた港町。鞆の港に入る船の目印となっていた石造の常夜灯が現存しています。寛政3年(1791年)に築かれたもので、今も鞆の浦のシンボルとなっています。その足下に広…
広島県福山市鞆町にある江戸時代の豪商で保命酒を醸した旧宅が太田家住宅。幕末に尊王攘夷派の三条実美ら七公卿も滞在したことから別名「鞆七卿落遺跡」とも。18世紀中期から19世紀前期に建てられた全9棟からなる住宅は、江戸時代、…
広島県福山市鞆町(ともちょう)にあり、「鞆の祇園さん」とも呼ばれるのが沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)。神功皇后(じんぐうこうごう)が霊石に綿津見命を祀り海路安全を祈ったことに始まると伝わる古社で、明治時代に渡守神社(わた…
広島県福山市北吉津町に鎮座する古社が艮神社(うしとらじんじゃ)。元和5年(1619年)、初代福山藩主・水野勝成(みずのかつなり)の福山城築城、城下町の町割りに際しては、城の鬼門・艮(うしとら=北東)の方位を鎮める守護神・…
広島県福山市にある高野山真言宗の寺、観音寺。福山藩初代藩主・水野勝成が福山城を築城する際、城郭の東北端、艮(うしとら)方角の鬼門守護のために建立されたと推定される寺社群が観音寺と艮神社。真言宗の寺院である観音寺の本堂から…
広島県福山市に鎮座する福山藩主・水野家ゆかりの神社が福山八幡宮。境内左奥に位置する聡敏神社(そうびんびんじゃ)は、初代の福山藩主である水野勝成(みずのかつなり)を祀った境内社。2代藩主・水野勝俊が福山城内に建立、その後、…
広島県福山市の福山城の北側、小高い丘(松廼尾山)に同型の社殿を持つ2つの神社が並ぶ、珍しいかたちの神社が福山八幡宮。福山藩初代藩主・水野勝成の福山城下町整備の際に、惣堂八幡宮(延広八幡宮)と野上八幡宮を城下に移し、4代藩…
広島県福山市、明王院(みょうおういん)の北側に隣接し、大己貴神(おおなむちのかみ)、宇加之魂神(うかのみたまのかみ)、保食神(うけもちのかみ)を祀る古社。もともとは明王院(創建から江戸時代初期までは律宗の寺・常福寺)を開…
大同2年(807年)、空海(弘法大師)開基と伝えられる真言宗大覚寺派の古刹、明王院(江戸時代初期までは常福寺という律宗の寺)。明王院の五重塔は、南北朝時代の貞和4年(1348年)に建立された純和様の五重塔で、国宝。全国に…
大同2年(807年)、空海(弘法大師)開基と伝えられる真言宗大覚寺派の古刹、明王院(江戸時代初期までは常福寺という律宗の寺)。本堂は鎌倉後期の元応3年(1321年)に再建されたもので、和洋建築の桁行五間、梁間五間、一重、…
広島県福山市、沼隈半島(ぬまくまはんとう)の南端、阿伏兎岬(あぶとみさき)の断崖にそびえ建つ朱塗りのお堂が、阿伏兎観音。正式名は磐台寺(ばんだいじ)の観音堂で、花山法皇(かざんほうおう)の創建と伝えられ、現存する観音堂は…