1月4日夜(20:00~21:30頃)、大分県宇佐市の鷹栖観音(たかすかんのん)で無病息災と五穀豊穣を祈願する『鬼会』(おにわ=修正鬼会/しゅじょうおにえ)が行なわれます。養老年間(717年~724年)に始まったと伝えられる宇佐地方の疫病・飢饉を救うための行事です。
一年の五穀豊穣と無病息災を祈願する
読経のあと、鬼面(市指定有形文化財)を首から吊した若者を先頭に、締め込み姿の男衆50人ほどが長さ2mの大松明(だいたいまつ)をかついで、駅館川(やっかんがわ)を渡り、対岸の鷹栖観音堂(たかすかんのんどう)に参拝。
石段下の10mほどの高さに積まれた「どんど」に火をつけた後、赤鬼組と青鬼組の2組に分かれ、松明をたたきあう合戦を繰り広げ、1年の五穀豊穣と無病息災を祈願する行事。
鷹栖観音堂は、鷹栖山観音寺の奥の院として建てられた懸造りの建築物。
現在の御堂は江戸時代に再建されたものですが、文化財保護のため、御堂の下に慈眼堂が建立されています。
1月10日には、地元では「智恵もらい」といわれ、一度お参りすれば千日分の御利益があるといわれる『千日参り』も行なわれます。
主なスケジュール (およその目安です)
開会式=20:00〜
川渡り=20:20〜
悪魔祓い=20:40〜
修正鬼会
五穀豊穣を祈る寺の正月行事である修正会(しゅしょうえ)と、大晦日の夜に悪鬼を祓う宮中行事である追儺式(ついなしき)が変化した鬼祭り、火祭りとが一体になった行事で、大分県国東半島にある六郷満山の寺、国東市の岩戸寺、成仏寺、豊後高田市の天念寺では、旧正月に行なわれています。
鷹栖観音『鬼会』|宇佐市 | |
開催日時 | 1月4日20:00〜 |
所在地 | 大分県宇佐市上拝田・山本 |
場所 | 鷹栖観音堂 |
関連HP | 宇佐市公式ホームページ |
ドライブで | 宇佐別府道路宇佐ICから約6km |
駐車場 | 鷹栖吊り橋公園駐車場を利用 |
問い合わせ | 鷹栖観音運営委員会 TEL:0978-32-5662 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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