日光二荒山神社神苑(有料エリア)内にある社殿のひとつが大国殿。桁行3間、奥行3間、つまりは6m四方の宝形造、杮葺き(こけらぶき)で、国の重要文化財、そして世界文化遺産「日光の社寺」の構成資産になっています。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。6月、12月を除く毎月第2土曜は、「だいこく参りの日」となっています。
宝刀「太郎丸」を常設展示
現存する社殿は延享2年(1745年)の築。
仏教の神で、七福神にも祀られる大黒天と、農業・商業・医療の神である大己貴命が習合した姿をとどめています。
大国殿での参拝の仕方は、まず「打出の小槌」を振り、それぞれの願い事を祈願します。
内部に二荒山神社に伝わる宝刀(大太刀)「太郎丸」を常設展示しています。
また入口の右側の石像は、垂仁天皇の命で不老不死の妙薬を求め、ついに不老不死の霊菓・非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)を持ち帰ったと伝えられる田道間守(たじまもり)。
6月第1土・日曜には『だいこくまつり』も執り行なわれています。
日光二荒山神社の主祭神も大己貴命ですが、男体山をご神体に、千手観音を本地仏にするという日光三山、日光三所権現(日光三社権現)という神仏習合の信仰から。
三山 | 三仏 | 三所 | 三神 | 三社 |
女峰山 | 阿弥陀如来 | 女体権現 | 田心姫命 | 滝尾権現 |
男体山 | 千手観音 | 男体権現 | 大巳貴命 | 新宮権現 |
太郎山 | 馬頭観音 | 太郎大明神 | 味耜高彦根命 | 本宮権現 |
日光二荒山神社・大国殿 | |
名称 | 日光二荒山神社・大国殿/にっこうふたらさんじんじゃ・だいこくでん |
所在地 | 栃木県日光市山内2307-1 |
関連HP | 日光二荒山神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR日光駅・東武日光駅から世界遺産めぐり循環バスで13分、大猷院二荒山神社前下車 |
ドライブで | 日光宇都宮道路日光ICから約3.6km |
駐車場 | 100台/有料 |
問い合わせ | 日光二荒山神社 TEL:0288-54-0535 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag