大瀬観光やな

栃木県芳賀郡茂木町にある那珂川（なかがわ）最大級の簗場（やなば）が、大瀬観光やな。簗場とは、水流を堰き止めて川魚を誘導する梁を使った梁漁（やなりょう）を売り物にした食事処。大瀬観光やなは、例年7月中旬〜10月31日の営業で、川魚料理を味わうことができます。

清流・那珂川にある日本最大級の簗場

那須岳山麓を源とする那珂川は、平成10年度以降の鮎の漁獲量全国第1位、天然遡上する鮎は有数という鮎の名産地（日本釣振興会の「天然アユがのぼる100名川」に選定）。
天然遡上に加えて（例年3月下旬頃から鮎の遡上が始まります）、那珂川北部漁協も毎年、50万匹ほどの稚魚を放流し、特産の鮎を観光資源としているのです。

そんな那珂川で、大瀬観光やなは、「やな場の面積、全国第1位」をPRする簗場で、とくに9月下旬～10月31日の間なら、梁に飛び跳ねる鮎を眺めることも可能。

那珂川の鮎は、塩焼き、フライ、田楽、刺身、鮎めし、鮎丼などで味わうことができるほか、天然鰻の蒲焼きなども用意されています（那珂川は「栃木の四万十川」とも呼ばれる清流で、天然の鰻も捕獲）。
梁の料理が旅の主目的なら、松、竹、梅と3種ある定食も狙い目です。

テイクアウトもあり、予約しておけば待たされることなく持ち帰りが可能。
夏場は期間限定でジャブジャブ池も開設されています。

一帯は那珂川県立自然公園で、近くの鎌倉山登山口には白糸の滝も落ちています。