払沢の滝

東京都檜原村(ひのはらむら)を流れる北秋川の支流のセト沢に落ちる4段の滝で、落差62mと東京都随一の瀑布。「日本の滝百選」に選定され、檜原村を代表する観光スポットになっています。払子(ほっす=僧侶が手に持つ仏具で獣毛や麻などの繊維を束ねて柄をつけたもの)を垂らした様に似ている事から、かつては払子の滝と呼ばれていました。

奥多摩で最大の滝は、「日本の滝百選」

檜原村役場近くの駐車場からウッドチップが敷かれた遊歩道を徒歩15分というアプローチ。
4段のうち、遊歩道から視認できるのは落差約23.3mの最下段のみです。

「滝の水は地元住民が飲料水として利用しているため、滝壺に立ち入るなど、水を汚さないでください」(檜原村観光協会)とのこと。

雨乞いの滝と呼ばれたこともあるようだ。寒い年の厳冬期には全面結氷することもあり、毎年、12月〜3月には『払沢の滝冬まつり』が行なわれ、最も凍りつく日(最高結氷率)の月日を当てる『払沢の滝氷瀑クイズ』が実施されています(投票は12月31日締め切り)。

また、毎年8月中旬には『払沢の滝まつり』が催行され滝のライトアップも実施。

紅葉の名所でもあり、例年紅葉の見頃は11月中旬~12月上旬頃。

払沢の滝
名称 払沢の滝/ほっさわのたき
所在地 東京都西多摩郡檜原村本宿
関連HP 檜原村公式ホームページ
電車・バスで JR武蔵五日市駅から西東京バスで23分、払沢の滝入口下車、徒歩15分
ドライブで 圏央道あきる野ICから約15km
駐車場 払沢の滝村営駐車場(28台/無料)
問い合わせ 檜原村産業環境課 TEL:042-598-1011/檜原村観光協会 TEL:042-598-006
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