大手濠

東京都千代田区千代田、平川門と大手門の間にある江戸城の内濠(内堀)が大手濠(大手堀)。大手とは追手、つまりは玄関(正門)という意味なので、この大手濠のある側が江戸城の正面ということになります。南には桔梗濠、西には平川濠が続いています。

濠の外側は緑豊かな大手濠緑地

現在も美しく整備され、濠の外側には大手濠緑地が設けられています。昭和15年、紀元2600年記念事業として建立された和気清麻呂像が立っています。

江戸時代には徳川家にもっとも信頼されていた酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)が屋敷を構え、大手門を守っていました。
大手門の外の堀端には下馬札が立っていましたが、その場所が現在の大手門交差点です。

酒井雅楽頭の屋敷は大手門の下馬札前にあったので「下馬将軍」とも称されていました。

皇居東御苑園内図に見る 大手濠

江戸城城内図に見る 大手濠

大手濠
名称 大手濠/おおてぼり
所在地 東京都千代田区千代田1-1
関連HP 宮内庁公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ・都営地下鉄大手町駅から徒歩6分。JR東京駅から徒歩10分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
清水濠

清水濠

東京都千代田区皇居外苑、江戸城を取り囲む内堀のうち、清水門と竹橋の間にあるのが清水濠(しみずぼり)。清水門、清水濠という名の由来は、家康が江戸に入府して江戸城が築城される以前、中世には清水寺が建っていたとか、清水が湧き出す土地だからともいわ

和田倉濠

和田倉濠

東京都千代田区皇居外苑、江戸城本丸(現在の皇居)の東、江戸時代には有力大名の屋敷が並んだ外濠公園の東側に南北に通る内堀のひとつが、和田倉濠(わだくらぼり)。南に馬場先濠、そして日比谷濠、西に桔梗濠、大手濠と続き、濠には和田倉門跡へと続く和田

桔梗濠

1614(慶長19)年に造られた桔梗門(内桜田門)近くにある江戸城の内濠(内堀)。最初に江戸城を築いた太田道灌の時代に、この近くに道灌が築いた「泊船亭」があった地と伝えられ、道灌の家紋の桔梗紋から桔梗門、桔梗濠という名が付いたと推測できます

平川濠

江戸城・平川門に架かる平川橋を境に西側の内濠(うちぼり)が平川濠(平川堀)、東側は大手濠と呼ばれ、水は平川濠から大手濠に向けて流れています。平川濠は北桔橋門から平川門まで江戸城本丸の北側、三の丸の西側を防備する濠です。平川濠の北側が江戸城・

 

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