東京都渋谷区千駄ヶ谷にある千駄ヶ谷(かつての南豊島郡千駄ヶ谷村)の鎮守が鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ/正式名は八幡神社)。社伝によれば、貞観2年(860年)、慈覚大師(円仁)が八幡大菩薩(八幡神)を祀ったのが始まりと伝える古社です。
境内には東京都内最古の富士塚も
境内には往時のままの土地に現存する都内最古の富士塚で、江戸八富士にも数えられる千駄ヶ谷富士(「千駄ヶ谷の富士塚」として東京都の文化財に指定)があります。
また、近くに日本将棋連盟本部の「将棋会館」があることから日本将棋連盟から奉納された大駒を納めた将棋堂も建っています。
近くにある曹洞宗の寺、瑞圓寺(ずいえんじ)は神仏習合時代の鳩森八幡神社を管理した別当。
境内社の甲賀稲荷社は、甲賀衆が崇拝した稲荷神社。
もともとは青山・権田原(ごんだわら/現・神宮外苑、国立競技場一帯)にあった甲賀組(鉄砲百人組=甲賀組・根来組・青山組・伊賀組)の屋敷と御鉄砲場(神宮第二球場のあった地)の鎮守でしたが、明治19年に日比谷練兵場が青山に移った際、鳩森八幡神社に遷座しています。
神明社も権田原にあった太神宮を境内社として遷したもの。
御朱印には冨士浅間神社の「冨士登拝記念」の朱印もあるのでお見逃しなく。
神前でのご祈祷は前日までに予約を。
例年1月5日には日本将棋連盟の代表、棋士、将棋ファンが参列して『将棋堂祈願祭』も斎行されています。
9月中旬の土・日曜には『鳩森八幡神社秋季例大祭』、6月30日に『夏越の大祓』、12月30日には『年越の大祓』も執り行なわれています。
鳩森八幡神社 | |
名称 | 鳩森八幡神社/はとのもりはちまんじんじゃ |
所在地 | 東京都渋谷区千駄ケ谷1-1-24 |
関連HP | 鳩森八幡神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR千駄ヶ谷駅、都営国立競技場駅、東京メトロ北参道駅から徒歩5分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 八幡神社 TEL:03-3401-1284/FAX:03-3402-1363 |
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