東京都大田区にある京浜急行電鉄本線の駅が、雑色駅(ぞうしきえき)。京急蒲田駅と六郷土手駅の間に位置し、普通列車(各駅停車)のみの停車のため、あまり知られていませんが、関東エリアを代表する難読駅名としても注目されています。
雑色は、平安時代に雑役に従事した下級の役人
明治34年2月1日、 京浜電気鉄道(京浜急行電鉄の前身)の駅として開業した際、雑色村の玄関口だったことが駅名の由来。
雑色とは、天皇の膳の給仕などの雑務を果たした蔵人という職の中の職位名ですが、平安時代に雑役に従事した下級の役人にも使われたため、神奈川県足柄上郡中井町雑色、東京都中野区南台(旧・雑色)など、関東各地に同じ地名がありました。
そのなかで駅名に残るのは、京急線が唯一です。
多摩川の岸沿いの、八幡塚、高畑、古川、町屋、道塚、雑色の6村が、かつての六郷村(明治22年に合併で誕生)で、まさに6つの郷(村)で成り立っています。
平成29年3月に京急蒲田駅付近連続立体交差事業(28ヶ所の踏切を廃止)が終了し、駅は高架駅になっています。
雑色駅 | |
名称 | 雑色駅/ぞうしきえき |
所在地 | 東京都大田区仲六郷2-41-1 |
関連HP | 京浜急行公式ホームページ |
問い合わせ | 京急ご案内センター TEL:03-5789-8686・TEL:045-225-9696 |
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