東京都府中市、多摩川沿いの14haの森のなかに、8棟の歴史的建造物が移築される府中市郷土の森博物館。そのなかのひとつが、旧三岡家長屋門(きゅうみつおかけながやもん)。江戸時代後期、文政12年(1829年)築と判明した農家(三岡家の分家)の長屋門で、東京都の有形文化財に指定されています。
江戸時代の農家の長屋門が現存
江戸時代後期に府中領の是政村(明治22年に、多磨村)の村役人を務めた三岡家ですが、その分家の長屋門。
幕末頃には分家三岡家は、本家とともに村役人を務めています。
平屋建てで、昔ながらの茅葺き屋根で、長屋門の名の通り、門の両側に総塗込め蔵造りの部屋が配されています。
平成3年の解体工事中、門柱上部枘に「文政十二丑正月吉日」の墨書が発見され、文政12年(1829年)築であることが判明しています。
府中市郷土の森博物館への移築にあたって、創建時の姿に復元。
府中市郷土の森博物館・旧三岡家長屋門 | |
名称 | 府中市郷土の森博物館・旧三岡家長屋門/ふちゅうしきょうどのもりはくぶつかん・きゅうみつおかけながやもん |
所在地 | 東京都府中市南町6-60 |
関連HP | 府中市郷土の森博物館公式ホームページ |
電車・バスで | 京王電鉄分倍河原駅から京王バス郷土の森総合体育館行きで6分、郷土の森正門前下車、徒歩1分 |
ドライブで | 中央自動車道国立府中ICから約3.5km |
駐車場 | 400台/無料 |
問い合わせ | 府中市郷土の森博物館 TEL:042-368-7921 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag