見次公園

東京都板橋区前野町にある板橋区の区立公園が、見次公園（みつぎこうえん）。東京23区内では数少なくなった湧水池が公園の半分近くを占め、見次公園・ボート場（見次公園舟遊場）ではボート遊びも可能。公園面積は1.4haとさほど広くはありませんが、緑に囲まれた都会のオアシスになっています。

板橋区で唯一のボート遊びができる公園

出井川の水源だった見次の泉が湧くのが、見次公園で、昭和28年4月の開園。
武蔵野台地と荒川低地を隔てる崖線から湧き出す泉で、かつては中山道沿いの薬師の泉、出井の泉と合わせて「志村三濫泉」とも呼ばれていました。
「志村三濫泉」も残念ながら薬師の泉（板橋区小豆沢3-7）は親水施設となり、湧水量はごくわずか、出井の泉は枯渇し、見次の泉のみ健在。
見次公園のボート池、都立赤塚公園の池、赤塚公園のビオトープ池、志村城山公園の親水施設、志村清水坂緑地の親水施設、御手洗不動尊脇の池などが往時の崖線からの湧水を今に伝えています。

見次公園舟遊場（ボート場）は、3月20日〜10月の土・日曜、祝日のみ営業。
手こぎボート（ロウボート）のみで、3人乗り。
子供は備え付けの救命具を着用する仕組みで、万が一の際の安全が確保されています。

都営三田線志村坂上駅から徒歩6分という、まさに都会のボート場。