三分坂

三分坂

東京都港区赤坂5丁目と赤坂7丁目の間の坂道が、三分坂(さんぷんざか)。急坂のため人夫に支払う荷車の押し賃(車賃)を銀3分(さんぷん)増したのが名の由来。「さんぶ」と読めば、当時は4分の3を表すことになり、「さんぷん」が正しい読みとなります。

広島藩浅野家中屋敷へと通じる急な坂道

三分坂
報土寺の築地塀

「赤坂サカス」(TBS放送センター)の裏手にある坂道で、坂の多い港区内でも屈指の急坂が三分坂。
勾配がきついだけでなく、途中で屈曲しています。
江戸時代後期の尾張屋版『江戸切絵図』赤坂絵図にも三分坂と記され、江戸時代からの坂道名だとわかります(松平安芸守と記される坂の上部は、広島藩浅野家中屋敷=現在の「赤坂サカス」一帯)。

三分坂の坂下にある報土寺は、雷電為右衛門(らいでんためえもん)の墓があることでも有名で、三分坂に面した築地塀(ついじべい)は、実に絵になる場所。
坂を隔てた反対側は港区立一ツ木公園です。

ちなみに「赤坂サカス」「akasaka Sacas」は、後ろから読むと、「SACA・SAKA・SAKA」で「坂・坂・坂」となり、坂の集中する赤坂らしい仕掛けに。
赤坂Bizタワーと赤坂BLITZの間に坂道は、TBS赤坂5丁目再開発計画で新しくできた「サカス坂」です。

三分坂
尾張屋版『江戸切絵図』赤坂絵図
三分坂
名称 三分坂/さんぷんざか
所在地 東京都港区赤坂5-5・7-6
関連HP 港区公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ赤坂駅から徒歩6分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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