東京都世田谷区を流れる谷沢川(やざわがわ)沿いに続く、東京23区では唯一の自然渓谷が等々力渓谷(とどろきけいこく)。その一角に落ちるのが不動の滝で、平安時代後期創建と伝わる等々力不動尊の霊域(滝行の地)にもなっていて、23区内とは思えない凛とした空気が漂っています。
等々力不動尊の滝行の霊域
立川市から国分寺市、小金井市、三鷹市、調布市、世田谷区を抜け、大田区・田園調布まで伸びる武蔵野台地を侵食した国分寺崖線(全長30km)の最南端にあたるのが等々力渓谷で、崖線の渋谷粘土層と武蔵野れき層の境から湧き出す水が滝となって落ちるのが、不動の滝。
龍轟会(りゅうごうかい)という、等々力不動尊により認められた会の会員のみに滝行が可能(月1回程度見学会、体験会を実施)。
等々力不動尊境内の霊域なので、水遊びなどはできません。
等々力という地名の由来には諸説あり定かでありませんが、不動の滝の音が轟(とどろ)くこととする説もあり、周辺が市街化される以前はもっと水量があったのだと推測できます。
等々力渓谷では30ヶ所ほどの湧水が確認され、谷沢川の水質も、ゴルフ橋から下流に行くにしたがって改善されることから、清冽な湧水であることがよくわかります。
等々力渓谷・不動の滝 | |
名称 | 等々力渓谷・不動の滝/とどろきけいこく・ふどうのたき |
所在地 | 東京都世田谷区等々力 |
関連HP | 世田谷区公式ホームページ |
電車・バスで | 東急大井町線等々力駅から徒歩10分 |
ドライブで | 第3京浜道路玉川ICから約300mで玉沢橋 |
駐車場 | なし/周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 玉川公園管理事務所 TEL:03-3704-4972/FAX:03-5432-3083 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag