【都営バス誕生100周年】 乗車人数の多い路線 TOP20

都営バス

2024年1月18日(木)に100周年を迎えた都営バス。乗車人数の多い路線1位は、王40系統(池袋駅東口~西新井駅前)で、1日の平均乗降客は何と2万581人。2位の都07(錦糸町駅前~門前仲町)が2万165人で、この2路線が1日2万人オーバー。1万人以上を運ぶ系統も12系統あり、都市生活を支えています。

乗車人員は多くてもギリギリ黒字や大赤字路線も!

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都01(渋谷駅前~新橋駅前)、都02(大塚駅前~錦糸町駅前)、都05(晴海埠頭~東京駅丸の内南口)、都06(渋谷駅前~新橋駅前)、都07(錦糸町駅前~門前仲町)、都08(日暮里駅前~錦糸町駅前)という都営バスのエースナンバー(都市新バス=国の助成を受けて整備を進めた新しいバスシステムで「グリーン〇〇」の愛称も付けられています)が含まれています。

TOPの王40系統は、池袋駅東口~西巣鴨~王子駅~豊島5団地~荒川土手~西新井駅と走るもので、走行距離は11km、平日で130往復以上、休日で140往復以上という頻度で運行されています。
池袋駅東口~西巣鴨~王子駅~北車庫などの区間運転を含めればさらに本数が多く、日中は5分〜6分間隔で運転されているので、時刻表を気にしないで乗車できます。

北区・足立区の沿線住民だけでなく、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)への乗り換え客が多いのも特徴です(「豊島五丁目団地」はこのバスが唯一の公共交通です)。
営業係数がギリギリの96(100円の収入を得るのに96円必要)というのも、所要時間が1時間近くかかる上に、全線を乗り通す乗客が多くことが原因です(運賃は一律210円)。
短い区間で多くの乗客が入れ替わる路線ほど営業収支は向上しますが、この王40は、利用者が多いけどギリギリ黒字という悩ましい路線でもあるのです。

16位にランクインする都01系統(渋谷駅前~新橋駅前/都電の代替路線)などは、なんと1億4887万3000円の赤字路線。
運行本数は1時間で最大17本(3~4分に1本)という運行本数が逆に赤字を生んでいるのです。

都営バス 乗車人員の多い路線 TOP20

順位系統
番号
運行路線(区間)乗車人数
(人/日)
損益額(千円)営業
係数
1位王40池袋駅東口~西新井駅前20,58154,45396
2位都07錦糸町駅前~門前仲町20,165272,64978
3位都02大塚駅前~錦糸町駅前18,47685,27893
4位東22錦糸町駅前~東京駅丸の内北口16,414245,92677
5位錦25葛西駅前~錦糸町駅前15,262154,86584
6位業10新橋~とうきょうスカイツリー駅前13,624▽29,921103
7位新小21西葛西駅前~新小岩駅前12,855159,75481
8位白61練馬車庫前~新宿駅西口12,82140,44896
9位都05晴海埠頭~東京駅丸の内南口11,943▽58,748107
10位草63池袋駅東口~浅草寿町(往路)
雷門一丁目~池袋駅東口(復路)
11,38164,82392
11位上58早稲田~上野松坂屋前10,145101,67385
12位北47足立清掃工場前~北千住駅前10,082167,99975
13位海01門前仲町~東京テレポート駅前9,981▽114,439117
14位都08日暮里駅前~錦糸町駅前9,90431,43195
15位王57赤羽駅東口~豊島五丁目団地9,679133,57579
16位都01渋谷駅前~新橋駅前9,334▽148,873119
17位田87渋谷駅前~田町駅前9,30133,81095
18位品99品川駅港南口~(品川埠頭循環)~
品川駅港南口
8,914▽96,35469
19位東16東京駅八重洲口~東京ビッグサイト8,78017,59897
20位都06渋谷駅前~新橋駅前8,724▽71,984111
東京都交通局令和4年度バス系統別収支状況による/損益額の▽はマイナス(赤字)
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