北陸新幹線開業に湧く富山県。便乗商法とやらで、続々と土産のニューフェイスも登場しているが、こんなときこそ、生活者の目線での土産購入に励みたい。題して「富山で土産を買うなら直売所へ!」
あぐりっち佐野店に入店
今回、取材したのは高岡市に展開するJA高岡の直売所「あぐりっち」。佐野店 、戸出店、中田店、矢田店、アグリピア店とあるなかで、お邪魔したのは湧水の里に建つ、あぐりっち佐野店。国道156号線沿いにあるのでドライブ途中の寄り道にも絶好です。年末年始を除いて無休というのもスーパーのよう。
入って驚くのは品揃えの豊富さです。地場産品と野菜・果物が充実するスーパーマーケットという感じです。それでいて、道の駅のように観光客の姿はなく、地元の買い物客で賑わっています。
真っ先に目に付いたのが、高岡グリーンラーメンのコーナー。
富山県では富山ブラックラーメン、ブラックカレー、高岡のグリーンラーメン、おやべホワイトラーメン、入善ブラウンラーメンと「ご当地グルメのカラー化」が進んでいます。
そのなかで高岡のグリーンラーメンは、「高岡産ほうれん草」をペーストにし、あっさりとした豚骨スープと混ぜ合わせることで、鮮やかな緑色のスープが誕生。
どんなラーメンかは、上のYouTubeでご確認を。
りんごジュースなどもさすがのこだわりの品。「大井さんちのリンゴジュース」は、高岡市の個人農家、大井農園のジュース。ジャエラートなども自家農園産の素材を使ってつくっています。これは当然、空港などでは手に入りません。
飲んべえには、「高岡そだち」がおすすめ。これ、地元高岡の里芋を原料にした芋焼酎。厳選された高岡産アルギット里芋(「アルギット」と呼ばれるノルウェー産の海藻を原料にした肥料を使って栽培した里芋)を原料にしているので、細胞が細かいために味がまろやかなんだとか。
直売所ならではの品をもうひとつ。それが、「かきもち」。
「かきもち」はもち米からまず餅をつくり、 それをこんがり焼き上げ、味付けしたもの。
「もち米らしい香りと歯ごたえを楽しむんです」
とレジのおばさんも太鼓判です。
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