ヒスイ海岸（宮崎・境海岸）

富山・新潟県境の富山県朝日町や新潟県青海町、糸魚川市一帯では縄文時代から古墳時代の遺跡から翡翠（ヒスイ）の加工工房が発見されています。ここで加工された原石は、海岸で採取したもの。朝日町の宮崎・境海岸はヒスイの原石が浜に打ち上げられることからヒスイ海岸と呼ばれていて、今もヒスイを探すことができます。

古代、ヒスイは加工されヤマト王権に献上された！

隣接する糸魚川市側の小滝川ヒスイ峡（糸魚川世界ジオパーク）から海岸に流れ出たものが潮流で流れ着いたものと推測されており、浜山玉つくり遺跡（朝日町宮崎にある古墳時代中期の遺跡）からは、ヒスイの工房跡やヒスイの勾玉や滑石の管玉が出土しています。
5世紀後半（古墳時代中期）、ヤマト王権の大王に献上するために当時最高級の宝石である、硬玉（ヒスイ）の勾玉などを制作した工房の跡です。

ヒスイ海岸は、水質も富山県一を誇り、環境省の「快水浴場百選」、「日本の渚百選」にも選ばれ、夏は海水浴にも絶好。

ヒスイの色は淡く緑を帯びた感じで、｢波打ち際を歩き、水の中で白い光を発している石を探すのがコツ｣とか。
海の荒れた翌日などは、チャンスも広がります。
ヒスイ以外にもガーネットやメノウの原石も散らばっているので目をじっくりと凝らしてビーチコーミング（Beach combing）を。
隣接してオートキャンプサイト45区画で、設備充実のケビン（最大8人収容／バリアフリーのケビンもあります）、バンガロー（最大5人収容）も完備した朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場もあります。