福成神社、福榮神社、樂樂福神社、金持神社と縁起のいい名の神社が並ぶ鳥取県日野郡。明治以前は山王権現と称され、神戸上(かどのかみ)の産土神として尊崇されてきたのが日南町の福成神社です。福成という名前から、「災い転じて福と成す」という意味で成功祈願にご利益があるといわれるパワースポットになっています。
祀られる神々は50柱をはるかに超える!
福成神社の創建は貞享年間(1684年〜1687年)の棟札に延暦年間(782年〜806年)と記されてはいますが定かでありません。明治元年の神社改正の際、神戸上社と改称しています。大正4年、近隣の花口神社、釜谷神社、上代神社、山口神社、横見上神社の5社を合祀して福成神社と改称されました。祀られる神々は50柱をはるかに超えると推測され、まさにパワースポット中のパワースポットです。
山王権現は、天台宗の鎮守神で、日吉権現、日吉山王権現とも呼ばれています。
神戸上地区には、鬼神など鬼に関する伝承が数多く残され、出雲流採物(とりもの)神楽の一種といわれる荒神神楽(日南神楽)発祥の地といわれています。
本殿、幣殿、通殿、拝殿のほか、随神門、参籠所などが現存しています。
日南神楽
日南町に伝承される神代神楽は1727(享保12)年、貴船神社(現・島根県雲南市加茂町)の神事舞(「里神楽」)が内田半四郎の手により神戸上地区に伝えられたものといわれます。さらに文化文政の頃、備中から「杵築」「八重垣」「王子神楽」が導入され、出雲神楽と融合「日南神楽」が生まれました。
日南町に伝承される神代神楽は1727(享保12)年、貴船神社(現・島根県雲南市加茂町)の神事舞(「里神楽」)が内田半四郎の手により神戸上地区に伝えられたものといわれます。さらに文化文政の頃、備中から「杵築」「八重垣」「王子神楽」が導入され、出雲神楽と融合「日南神楽」が生まれました。
福成神社 | |
名称 | 福成神社/ふくなりじんじゃ |
所在地 | 鳥取県日野郡日南町神戸上2317 |
関連HP | 日南町観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 米子自動車道江府ICから約27km |
問い合わせ | 日南町観光協会 TEL:0859-82-1115 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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