放生津八幡宮

放生津八幡宮

古代、越中国の国府(国庁が置かれた場所)は、現在の富山県高岡市伏木にありました。歌人としても名高い大伴家持(おおとものやかもち)が越中国の国守として在任中の天平18年(746年)、宇佐神宮から宇佐八幡神を勧請して創建したのが始まりという古社が射水市にある放生津八幡宮(ほうじょうづはちまんぐう)です。

万葉歌人・大伴家持が景勝地・奈呉の浦に創建

放生津八幡宮

当初は奈呉八幡宮と称し、祭神として応神天皇、仁徳天皇が祀られています。
現在の宮司はなんと大伴家持から数えて65代目にあたるという大伴秦史(おおともやすふみ)さん。
現存する社殿は江戸時代末期の弘化2年(1845年)の火災で焼失後、文久3年(1863年)に再建されたもの。

古代に越中国の国府があった伏木は、近世には北前船の寄港地として繁栄しますが、拝殿にはユニークな昆布絵馬も掛かっています。
昆布などの海産物を扱っていた京屋九右衛門、伏木屋善四郎、川口屋仁左衛門が奉納したもので、不老不死の妙薬を求めて秦の始皇帝が派遣した徐福がモチーフとなっています。
右手に昆布、左手に桃、腰には霊芝を巻き百薬の長である酒などを入れるひょうたんが描かれているのでお見逃しなく。

境内の裏手がかつての景勝地、奈呉の浦(なごのうら)。
大伴家持は、愛する絶景の地に神社を建てたのです。
「あゆの風 いたく吹くらし 奈呉の海人(あま)の  釣する小舟(をぶね) 漕ぎ隠る見ゆ」(大伴家持『万葉集』巻17-4017)。
幕末に加賀藩は神社境内に外国防備のための放生津台場を築いていますが、実はその場所が「奈呉之浦」の碑が立つあたりです。

毎年10月1日〜10月2日に行なわれる『新湊曳山まつり』は放生津八幡宮の例大祭。
放生津の地名の由来となった放生会、そして豪壮な曳山神事、築山神事が執り行なわれます。
とくに築山行事では神仏習合の名残で、仏教で世界の中心にあるとされる須弥山(しゅみせん)を表す祭壇に、主神の姥神(うばがみ)のほか、毘沙門天、持国天、増長天、広目天の四天王、さらには地域に関係した人物を表す「飾人形(かざりにんぎょう)」が配されます。

『新湊曳山まつり』を題材にした映画『人生の約束』(平成28年/主演:竹野内豊)、富山市出身の坂本欣弘(さかもとよしひろ)監督による本格的な映画監督デビュー作でやはり射水市が舞台になった映画『真白の恋』(ましろのこい/平成29年公開/主演:佐藤みゆき)のロケ地 にもなっています。

放生津八幡宮
拝殿に掛かる昆布絵馬
名称 新湊曳山まつり と相互リンクをお願いします
所在地 富山県射水市八幡町2-2-27
電車・バスで 万葉線東新湊駅から徒歩10分
ドライブで 北陸自動車道小杉ICから約12km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 放生津八幡宮 TEL:0766-84-3449
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

新湊曳山まつり|射水市|2019

2019年10月1日(火)、射水市(いみずし)の放生津八幡宮で『新湊曳山まつり』が行なわれます。放生津八幡宮の祭礼が『新湊曳山まつり』で、13本の曳山(古新町・中町・四十物町・奈呉町・長徳寺・東町・荒屋町・南立町・立町・新町・紺屋町・三日曽

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

プレスマンユニオン編集部

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

関連記事

よく読まれている記事

こちらもどうぞ