古座川の一枚岩

古座川の一枚岩

古くから良質な古座川材の産地として林業が盛んな地、和歌山県東古座川町を流れる古座川流域。河口には舟運を利用した町が開けましたが、蛇行が激しい中流部は「古座峡」と呼ばれる峡谷を形成、秘境感すら漂うエリアとなっています。高さ100m、幅500mもの古座川の一枚岩は、流紋岩質凝灰岩が風食されて誕生したもので国の天然記念物に指定。

古座川の川岸に屏風のようにそそり立つ巨大な一枚岩

古座川の一枚岩

古座川沿いには国の天然記念物に指定される虫喰岩、牡丹岩、飯盛岩、天柱岩などの奇岩が多いのですが、これは幅500m、長さ2kmほどの長大な岩脈、古座川弧状岩脈(流紋岩質凝灰岩)によるもの。
1400万年前、地層の割れ目に沿って珪長質マグマが上昇して誕生したものです。

一枚岩は奇岩が連なる古座峡のなかでも、古座川の一枚岩はとくに名高く、屏風のようにそそり立つ様は「日本のエアーズロック」との別名も。
古座川では最も上流のカヌー下りの出発点にもなっています。

古座川の一枚岩の白っぽい丸い形の部分は、世界最大級のヘリトリゴケ(地衣類)です。

『街道をゆくー熊野・古座街道』で作家・司馬遼太郎も、かつて熊野古道「大辺路」の海が荒れたときの避難路として使われていたと伝わる古座街道を訪れ、古座川町鶴川地区の司馬山荘を構えるほど気に入ったのです。
旧庄屋宅、ホテルに転用されそうになっていたのを古座川にふさわしい景観を守るためにと司馬遼太郎が購入、山荘を建設したというエピソードが残されています。

取材・画像協力/和歌山県

古座川の一枚岩
名称古座川の一枚岩/こざがわのいちまいいわ
所在地和歌山県東牟婁郡古座川町相瀬
関連HP古座川町観光協会公式ホームページ
電車・バスでJR古座駅からふるさとバス松根行きで27分、一枚岩下車、徒歩すぐ
ドライブで紀勢自動車道すさみ南ICから約20km
駐車場道の駅一枚岩駐車場(18台/無料)
問い合わせ古座川町地域振興課 TEL:0735-72-0180
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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