和歌山城・大手門

1619(元和5)年、徳川頼宣(とくがわよりのぶ)の入城後、和歌山城の表門となった一の橋南詰に建つ大手門。創建当初は一之橋御門と呼ばれていましたが、1796(寛政8)年に大手御門と改称しています。明治42年に自然倒壊し、昭和58年に一の橋とともに復元。

和歌山城の表門

現在も内堀は現存し、一の橋が架かる
三の丸側から眺めた一の橋と大手門

門を入った場所に茂る「一の橋の樟樹(くすのき=一の橋の大楠)」は、幹周り8.0m、樹高25m、樹齢約450年、城内最大の樹木で県の天然記念物。

ちなみに城内と城外の境界は京橋で、かつては京橋御門がありました。
京橋御門から城内へ入ると、広大な三の丸。内堀を一の橋で渡ると大手門で、くぐると二の丸という縄張りになっていたのです。

大手門を入ったらこの大楠が出迎えてくれます

幕末の大手門を『紀伊国名所図会』で読み解く

『紀伊国名所図会』

文化8年(1811)~嘉永4年(1851)刊、全23冊の『紀伊国名所図会』から「大手御門辺の図」。
左下の描かれるのが大手門。
「鈴屋集、名草山より仰ぎみて、はろばろと わかの浦わの 磯山に つきのよろしき 若山の御城 本居宣長」と記されています。

和歌山城・大手門
名称 和歌山城・大手門/わかやまじょう・おおてもん
所在地 和歌山県和歌山市一番丁3
関連HP 和歌山城公式ホームページ
電車・バスで JR和歌山駅から和歌山バス和歌山港方面行きで6分、公園前下車すぐ
ドライブで 阪和自動車道和歌山ICから約5km
駐車場 和歌山城不明門駐車場(70台/有料)・和歌山市中央駐車場(577台/有料)
問い合わせ 和歌山城整備企画課 TEL:073-435-1044/FAX:073-426-3905
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

和歌山城

2017年6月22日

 

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