熊野、吉野大峯とともに世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産となっている高野山。その玄関駅となるのが高野山ケーブルカー(正式名は南海鋼索線)の高野山駅。高野山の山上標高867mに位置する駅で、駅舎は国の登録有形文化財に、そして「近畿の駅百選」(国土交通省近畿運輸局管内の特徴ある100駅)に選定されています。
高野山開創1200年にあわせて、昭和5年の開業時の姿に復元
昭和5年6月29日、高野山電気鉄道鋼索線(現在の南海鋼索線)開通と同時に開業したという駅舎が現役です。
平成27年の高野山開創1200年にあわせて、耐震工事を含めて改修されています。
この改修工事で、丸窓や欄干、外壁の色彩など開業当時の意匠に可能な限りで復元されており、昭和レトロな高野山の玄関駅が復活しています。
1階がコンコース、2階が待合室で、待合室には慈尊院や高野線の歴代車両の写真などが飾られ、高野山に関係する本や雑誌を置く「こうや文庫」が設置されているほか、展望室も備えられています。
高野山ケーブルカーなどとともに高野山参詣関連遺産として経済産業省の近代化産業遺産「社寺参詣や温泉観光・海水浴に端を発する大衆観光旅行の歩みを物語る近代化産業遺産群」にも認定されています。
高野山駅 | |
名称 | 高野山駅/こうやさんえき |
所在地 | 和歌山県伊都郡高野町高野山国有林 |
関連HP | 高野山ケーブルカー公式ホームページ |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 高野山駅 TEL:0736-56-2305 |
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