山口県長門市、「海のアルプス」と称される青海島の海岸美を手軽に堪能できるのが青海島自然研究路(おおみじましぜんけんきゅうろ)。島中央部の紫津浦(しつら)を起点とする全長1.9kmの歩道で、途中3ヶ所の展望台もあり、松林のなかを歩きながら、海岸美を堪能できます。
コース途中にはNHK『和っこの金メダル』のロケ地も
日の高いうちは奇岩群や断層、松林と青い海のコントラストが美しく、日没頃は、夕景の名所としても有名。
青海島の沖には対馬暖流が北上してくるため、暖地性植物の北限地となっています。
コース中の台地上にはマサキ、ツバキ、トベラなどが群生し、海岸では春はハマダイコン、夏はハマヒルガオが咲き乱れます。
コースの大部分は、松林のなかですが、ところどころで海と海岸線の眺望が開け、碧濤台(へきとうだい)と呼ばれる第一展望台が、カモメ岩、十六羅漢、変装行列を眺めて一番の絶景。
海の上に浮かぶ岩礁は、瀬叢(せむら)と呼ばれ、岩が群れているように見えることから名付けられた奇勝。
晴れた日なら沖合遠く見島まで眺望できます。
象の鼻近くにある第二展望台からは仏岩、象の鼻、カモメ岩を眺望します。
第一展望台〜第二展望台の間はアップダウンの道となるので、足に自信のない人は、第一展望台往復がおすすめです。
第一展望台〜第二展望台の間にある中の浦は平成元年のNHK連続テレビ小説『和っこの金メダル』のロケ地。
和っこの浦と通称されています。
第三展望台も第一展望台と並び、写真家にも人気のビューポイント。
筍岩、カモメ岩、十六羅漢、遠く川尻岬まで眺望できます。
全コースを歩くと所要は1時間ほど。
皇居宮殿「波の間」に飾られる東山魁夷(ひがしやまかいい)の大壁画『朝明けの潮』は、下の画像のような青海島の奇岩をモチーフにしたと伝えられています。
青海島自然研究路 | |
名称 | 青海島自然研究路/おおみじましぜんけんきゅうろ |
所在地 | 山口県長門市仙崎紫津浦 |
関連HP | 長門市観光コンベンション協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR仙崎駅からサンデン交通バス、防長交通バス静ヶ浦行き、通行きで14分、静ヶ浦下車、徒歩5分 |
ドライブで | 中国自動車道美祢ICから約38km |
駐車場 | 市営静ヶ浦駐車場(150台/有料) |
問い合わせ | 長門市観光政策課 TEL:0837-23-1252 |
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