江戸屋横丁

江戸屋横丁

山口県萩市呉服町、参勤交代で藩主が通った「御成道」(おなりみち)を北限とする呉服町の3本の小路のひとつが江戸屋横丁。西から菊屋、伊勢屋、江戸屋という横丁は、かつてその地にあった豪商の名前。江戸屋横丁には、木戸孝允(きどたかよし)の生家や、青木周弼(あおきしゅうすけ)旧宅があります。

黒板塀、生垣の続く風情ある横丁

江戸屋横丁

上級武士の住む萩城の堀内とは外堀で隔てられており、呉服町一帯は、商人や中級、下級武士などが暮らした城下町。
木戸孝允の実父は藩医で、木戸孝允が養子になった桂家も90石の中級武士(幕末の萩藩は250石取り以下が中級武士、40石以下が下級武士、その下に足軽・中間という職制)で、この呉服町に暮らしていました。
青木周弼(しゅうすけ)も長州藩医(蘭方医)なので、藩医が軒を並べていたことに。
同じ「御成道」通りに直交する菊屋横丁(豪商・菊屋家のなまこ壁の土塀が続く道)とは趣が異なり、比較的狭い敷地の屋敷群と、板塀や石垣、生垣などが見られ、庶民的な雰囲気を醸し出しています。
御成道と接する角地には、萩城下町の碑も立ち、萩・城下町散歩で必見のエリアであることがわかります。
御成道と反対側、横丁の南端には円政寺があり、高杉晋作、伊藤博文ゆかりの寺として有名。

江戸屋横丁
名称 江戸屋横丁/えどやよこちょう
所在地 山口県萩市呉服町2丁目〜南古萩町
関連HP 萩市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR萩駅から萩循環まぁーるバス西回りで19分、萩城城下町下車、徒歩1分
ドライブで 中国自動車道山口ICから約45km
駐車場 中央公園駐車場(146台/有料)
問い合わせ 萩市観光課 TEL:0838-25-3139
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
木戸孝允旧宅

木戸孝允旧宅

山口県萩市呉服町、江戸屋横丁に面して建つのが木戸孝允旧宅(きどたかよしきゅうたく)。幼少時、向かいの桂家の養子となったため、桂小五郎の名もある木戸孝允。養子に出た直後養母が亡くなり、結局この生家で青春時代を過ごしています。国の史跡。萩城下・

青木周弼旧宅

青木周弼旧宅

山口県萩市呉服町、中級武士の暮らした江戸屋横丁なかほどにあり、木戸孝允(きどたかよし)の生家の3軒南に位置するのが青木周弼旧宅(あおきしゅうすけきゅうたく)。青木周弼は、漢方医学を学んだ後に長崎にシーボルトに西洋医学を学び、後に13代藩主・

菊屋横丁

菊屋横丁

山口県萩市、呉服町〜南古萩町の間、290mほどの道(萩市道春若町南片河線)の通称が菊屋横丁(菊屋横町)。かつて参勤交代で藩主が通った「御成道」(おなりみち)を北限とする3本の小路のひとつで、「日本の道100選」にも選定。通りの名は、脇に建つ

 

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