笠山

笠山

山口県萩市、萩市街の北に位置する笠山は気象庁が活火山と認定する阿武火山群(あぶかざんぐん)に属する火山。越ヶ浜から突き出した標高112.2mの小さな火山で、山頂には直径30m、深さ30mの噴火口があります。山頂近くには展望台も設置され、萩沖に浮かぶ六島や、萩の海岸線が一望のもと。笠山山頂近くまで車道も通じています。

日本一小さい火山からの眺望は抜群


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笠山という山名は、 平安時代以降の代表的な女性用かぶり笠で、中央に高く巾子(こじ)という突起がある「市女笠」(いちめがさ)に似た山容から。
標高的には日本でもっとも低い活火山になっています。

大島、相島、笠山、千石台、羽賀台、伊良尾山、鍋山などで構成される阿武火山群は活火山ではありますが、最後の火山活動は1万1000年前の噴火と推測されています。

山頂は「日本の夕日百選」にも選ばれるなど、夕景スポットとしても知られています。

笠山山頂展望台近くの笠山山頂駐車場まで車道が通じており、駐車場から階段を登れば山頂展望台です。

笠山東麓の明神池と北西端の虎ヶ崎周辺に広がる笠山椿群生林までは、山頂を経由する3.5km、所要約2時間の「笠山自然研究路」も整備されており、散策に最適です。

笠山
名称笠山/かさやま
所在地山口県萩市椿東越ヶ浜
関連HP萩市観光協会公式ホームページ
電車・バスでJR東萩駅からタクシーで10分
ドライブで中国自動車道山口ICから約50km
駐車場山頂駐車場(50台/無料)
問い合わせ萩市観光課 TEL:0838-25-3139
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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