笠山椿群生林

笠山椿群生林

山口県萩市、日本で一番標高の低い活火山といわれる笠山(標高112.2m)の北西端に位置する虎ヶ崎周辺に広がる椿の群生林(自然林)が笠山椿群生林。10haの広さに約2万5000本のヤブツバキが自生し、例年2月第3土曜から3月の春分の日まで、椿の開花時期にあわせて、『萩・椿まつり』が開催されています。

毎年開花時期には『萩・椿まつり』も開催

笠山は萩城の北東、つまりは鬼門に位置するということもあって萩藩では樹木の伐採や鳥獣の捕獲を禁止していました。
明治維新後は、大木は切り倒されて用材となり、雑木は薪炭用に伐採されてしまいましたが、昭和40年代以降、萩市は伐採を禁止し、見事な椿の自然林が復活しています。
群生林内は遊歩道、そして地上13mの高さの展望台が整備されています。

『萩・椿まつり』期間中には、椿の苗が無料で配られるほか、郷土芸能やコンサート、特産市や飲食市など、さまざまなイベントが催されています。
期間中の土・日曜には、越ヶ浜市営駐車場〜笠山椿群生林の間にシャトルバスも運行。

笠山椿群生林
名称笠山椿群生林/かさやまつばきぐんせいりん
所在地山口県萩市椿東越ヶ浜
関連HP萩市観光協会公式ホームページ
電車・バスでJR東萩駅からタクシーで10分
ドライブで中国自動車道山口ICから約50km
駐車場100台/無料、または、山頂駐車場(50台/無料)
問い合わせ萩市観光課 TEL:0838-25-3139
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
笠山

笠山

山口県萩市、萩市街の北に位置する笠山は気象庁が活火山と認定する阿武火山群(あぶかざんぐん)に属する火山。越ヶ浜から突き出した標高112.2mの小さな火山で、山頂には直径30m、深さ30mの噴火口があります。山頂近くには展望台も設置され、萩沖

萩・椿まつり

萩・椿まつり|萩市|2025

2025年2月15日(土)~3月16日(日)、山口県萩市で『萩・椿まつり』を開催。萩市の笠山の北端(虎ヶ崎)に位置する笠山椿群生林は、10haの敷地に2万5000本のヤブツバキが自生する地。椿まつり期間中の土・日曜、祝日10:00〜16:0

明神池

明神池

山口県萩市にある、日本で一番標高の低い活火山、笠山(112.2m)の東麓に位置する神秘的な池、明神池。もとは島だった笠山が、土砂や溶岩流などの影響で本土と陸続きになったときに埋め残されてできた池(海跡湖)です。今も玄武岩台地の溶岩のすき間か

世界一小さい火山は『花燃ゆ』の舞台に!(萩市・笠山)

火山列島で、「世界の活火山の1割がある」といわれる日本列島。東日本大震災以来、各地の火山が活発化していますが、世界の1割もの火山があるんだからしかたがないことなのかもしれません。では、日本一、ひょっとすると世界一「標高が低い」(あるいは「小

2003年に活火山の仲間入り! 「世界文化遺産」萩にある不思議な「阿武火山群」とは!?

世界遺産「明治日本の産業革命遺産―製鉄・製鋼、造船、石炭産業―」の構成資産である松下村塾、萩城下町、萩反射炉などがある山口県萩市。実は2003年に気象庁と火山噴火予知連絡会により、活火山に指定された阿武火山群があります。しかも世界的にも特異

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ