国木田独歩旧宅

国木田独歩旧宅

明治の文豪、詩人として名高い国木田独歩は、明治4年、千葉県銚子生まれ。5歳〜16歳まで司法省に勤める父とともに山口、萩、広島、岩国などに居住。16歳で上京しますが、柳井に転勤していた両親の元に戻り、明治25年からの2年間を、現・柳井市、姫田川沿いの家で過ごしました。その家が、国木田独歩旧宅として現存しています。

柳井を「国許」(くにもと)と表現した国木田独歩の住まい

国木田独歩旧宅

現存する国木田独歩旧宅は、もともとは、丘の麓にあった市山家の敷地内に建っていました。
市山家は病院となり、大正時代に入って病棟が建てられる際に、現在建つ丘の上に移築されています。

柳井の家に住んでいた頃のことを中心に回想した作品に、短編小説の『少年の悲哀』(こどものかなしみ)があります。
姫田川沿いにあった旧宅から光台寺を抜け、柳井の町並みと港を見下ろす妙見社へと至る坂道は、帰省した独歩がよく散歩した道として知られています。
妙見社への散歩の途中、よく出会った美しい女性が『少年の悲哀』にも登場します。

没後に出版されることになる日記『欺かざるの記』を書き始めたのも柳井時代の明治26年2月3日のこと。
明治26年10月に大分県佐伯の鶴谷学館に英語と数学の教師として赴任することが決まり、柳井を去っています。

国木田独歩旧宅には独歩ゆかりの品などが展示してあり、随時見学が可能(建物の外部から見学)。

国木田独歩旧宅
名称 国木田独歩旧宅/くにきだどっぽきねんかん
所在地 山口県柳井市姫田
関連HP 柳井市公式ホームページ
電車・バスで JR柳井駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車城玖珂ICから約15km
駐車場 市営柳井まちなか駐車場(52台/30分まで無料、以降有料)
問い合わせ 柳井市商工観光課 TEL:0820-22-2111/FAX:0820-23-7474
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
城下町佐伯 国木田独歩館

城下町佐伯 国木田独歩館

2018年12月18日

 

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