山口祇園祭|山口市

山口祇園祭

毎年7月20日〜7月27日、山口県山口市で『山口祇園祭』が行なわれます。室町時代に大内氏が京から勧請した八坂神社の例祭。山口に夏の訪れを告げる『山口祇園祭』。初日の「御神幸」(「鷺の舞神事」・「浦安の舞」奉納)から、中日である7月24日の「市民総踊り」、最終日7月27日の「御還幸」まで続きます。

京を真似た大内文化を今に伝える祭礼

山口祇園祭
鷺の舞神事(八坂神社)

室町時代、本拠を大内館から本拠を移した山口(現在の山口市大殿地区)で京を模した町づくりを進めた大内弘世(おおうちひろよ)が、南北朝時代の応安2年(1369年)、京より祇園社(現在の八坂神社)の分霊を勧請し、祇園社(八坂神社)を建立した(当時の鎮座地は不明)ことに始まる伝統の祭り。

初日の7月20日は「御神幸」。
夕刻、扇の舞、鈴の舞の2部からなる「浦安の舞」と、鷺(さぎ)に見立てた頭と羽をつけて舞う「鷺の舞神事」が八坂神社に奉納され、神様を御旅所に移すため裸坊が担ぐ神輿や、祇園囃子をのせた山車が八坂神社から御旅所まで練り歩きます。
鷺舞いが現在も伝承される例は少なく、弥栄神社(現・島根県津和野町)に伝わる鷺舞いも、山口から伝えられたものと推測されています。

中日である7月24日は、総勢1500人にも及ぶ「市民総踊り」が祭りを盛り上げ(例年19:30~21:00/山口市中心商店街)、最終日の7月27日には「御還幸」として、神様を八坂神社にお戻しするため、神輿が御旅所から八坂神社まで巡行します(例年19:30~21:30)。
7月20日、7月27日には19:00~22:00に中市~西門前や駅通りに交通規制が実施。

『山口七夕ちょうちんまつり』(毎年8月6日〜8月7日)、『山口天神祭』(毎年11月23日)と並び、「山口三大祭り」に数えられています。

山口祇園祭
浦安の舞(八坂神社)
山口祇園祭|山口市
開催日時 毎年7月20日〜7月27日
所在地 山口県山口市上竪小路100
場所 八坂神社・竪小路、中心商店街ほか
関連HP 山口市公式ホームページ
電車・バスで JR上山口駅から徒歩15分
ドライブで 中国自動車道山口ICから約7.5km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 山口市観光交流課 TEL:083-934-2810/FAX:083-934-2649
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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