2025年4月29日(火・祝/プレイベント)、5月4日(日・祝/初場所)、5月25日(日)、6月15日(日)、7月20日(日)、8月2日(土)、8月3日(日)、8月24日(日/午前開催)、9月14日(日)、10月12日(日)、10月23日(木/角突きイベント)、11月3日(月・祝/千秋楽)、新潟県長岡市で『越後山古志の闘牛大会(牛の角突き)』を開催。1tを超す闘牛同士の勇壮なぶつかり合いが自慢です。
チケットは、闘牛会場入口にて販売

陸奥国の南部牛で鉄器を運んだ南部牛(現在の岩手県久慈市などで産した雄牛)を、農耕に利用し、自然発生的に生まれたのが越後の『牛の角突き』。
足腰が強く、寒さや粗食に耐える南部牛は、運搬や農耕に活躍したのです。
とくに厳しい長い冬の間、牛舎で牛に踏ませた厩肥(糞と藁を混合し、腐熟させた有機質肥料)は、春には堆肥として田畑で利用されました。
そうした雄牛を使い、春の奉納神事として行なわれたのが『牛の角突き』です。
村落代表的な感覚で、村同士が対決したため、娯楽としても盛り上がったのです。
国内には各地に闘牛の文化が根付いていますが、越後の「牛の角突き」は牛が傷つかないように引き分けにするのが特徴です。
そのため、決着がつく前に、勢子と呼ばれる男たちが、激しくぶつかり合う牛の間に分け入って牛を取り押さえる様子にも注目です。
引き分けにするのは、本来、農耕用に使う牛を傷つけずに力をつけさせるため。
ちなみに、1t級の牛の激突は、トップリーグや大学のラグビーのスクラム(8人対8人)と同じくらいのパワーと推測できます。
国の重要無形民俗文化財に指定。
開場10:00、開始13:00(8月24日(日)は暑熱対策のため開場は9:00、開始10:00)、観覧料は1人2500円(高校生以上)。
チケットは、闘牛会場入口にて販売。
雨天決行。
レジャー用シートなど、座席代わりになる敷物を持参のうえ、見学を。

鈴木牧之の描いた闘牛之図
文化11年(1814年)〜天保13年(1842年)に曲亭馬琴が著した『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん/全98巻、106冊の大作)に越後州古志郡二十村闘牛図」が記されていますが、これは鈴木牧之(すずきぼくし)が文政3年(1820年)に描いた『越後古志郡二十村闘牛之図』が元絵。
茶屋などの出店、多くの群衆が見物している様子、また、勢子が牛を囲んではやし立てる様子などは現在の『牛の角突き』と変わりません。
江戸時代後期にはすでに山古志の『牛の角突き』が有名だったことがわかります。

越後山古志の闘牛大会(牛の角突き)|長岡市|2024 | |
開催日時 | 2025年4月29日(火・祝/プレイベント)、5月4日(日・祝/初場所)、5月25日(日)、6月15日(日)、7月20日(日)、8月2日(土)、8月3日(日)、8月24日(日/午前開催)、9月14日(日)、10月12日(日)、10月23日(木/角突きイベント)、11月3日(月・祝/千秋楽) |
所在地 | 長岡市山古志南平地内 |
場所 | 山古志闘牛場 |
関連HP | 長岡市公式ホームページ |
ドライブで | 関越自動車道小千谷ICから約15km。北陸自動車道長岡南越路スマートICから約17km |
駐車場 | 450台/無料 |
問い合わせ | 山古志闘牛会 TEL:0258-59-3933 山古志支所産業建設課 TEL:0258-59-2343 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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