山形県鶴岡市にある庄内藩(荘内藩)14万石を治めた藩主・酒井家を祭神として祀る神社が荘内神社。明治政府の廃城令により取り壊された鶴ヶ岡城の本丸跡に建てられています。創建は明治10年、維新後、旧藩士が藩祖を祀る神社を建てる動きが全国にありましたが、荘内神社もそのひとつ。
藩祖・藩主酒井家が祭神
祭神は、初代で徳川四天王の筆頭、酒井忠次、2代・酒井家次(越後高田藩主)、3代・酒井忠勝(出羽庄内藩初代藩主)、天明の大飢饉では餓死者を出さず藩財政を建て直した9代・酒井忠徳(7代藩主)。
藩政時代の藩主・酒井家の善政を背景に、創建以来、出羽庄内の産土神(うぶすながみ=土地の守護神)として人々の篤い信仰を集めています。
平成10年オープンの宝物殿には旧藩主・酒井家から奉納された雛人形・雛道具、武者人形、武具、古地図、絵馬など貴重な宝物が毎月展示替えをしながら紹介。
隣接する御城稲荷神社は、藩政時代の鶴岡城唯一ともいえる遺構で、6代藩主・酒井忠真(さかいただざね)が、城内鎮守として二の丸東北隅に創建した社です。
お盆に行なわれる『荘内大祭』では旧藩主の参勤交替代を忠実に再現した、総勢400名による荘内藩大名行列も実施されています。
庄内藩主・酒井家の祖となる酒井忠次(さかいただつぐ)は、徳川四天王(酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政)の筆頭で、三河以来の徳川家康第一の功臣。
孫の酒井忠勝(酒井忠次の子、酒井家次の長男/忠勝の忠は2代将軍・徳川秀忠から偏諱を拝領)が、元和8年(1622年)、出羽庄内藩13万8000石に移封され、鶴ヶ岡城を居城に定めています。
荘内神社 | |
名称 | 荘内神社/しょうないじんじゃ |
所在地 | 山形県鶴岡市馬場町4-1 |
関連HP | 荘内神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR鶴岡駅から庄内交通バス市内循環Aコースで10分、市役所前下車、すぐ |
ドライブで | 山形自動車道鶴岡ICから約3.5km |
駐車場 | 150台/無料 |
問い合わせ | 荘内神社 TEL:0235-22-8100 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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