山形県山形市、山寺と通称される立石寺(りっしゃくじ)山上にある五大堂は、大聖不動明王、東降三世明王、五大明王を祀って、立石寺を守護し、天下泰平を祈る道場。仁王門をくぐった先で左に分かれ、納経堂、開山堂方面へと歩を進めれば五大堂です。岩場に築かれた五大堂は、立石寺随一の展望台になっています。奥の院からなら20分ほどの行程。
舞台造りになった立石寺随一の展望台
五大明王とは、台密(たいみつ=天台宗系の密教)において、不動明王を中心に降三世明王(ごうざんぜみょうおう)、軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)、大威徳明王(だいいとくみょうおう)、烏枢沙摩明王((うすさまみょうおう)のパワフルな明王が勢揃いしたもの。
明王とは、密教で、最高仏尊大日如来の命を受け、民衆を仏教に帰依させようとする役割を担った仏尊。
炎の世界に住む不動明王はその炎で、民衆の煩悩を焼き払ってくれます。
現存する五大堂は、正徳4年(1714年)に再建された舞台造りの建物で、舞台の上からの眺めは、立石寺随一で、麓の家並みが一望に。
夏季の夜間ライトアップの際には、麓から断崖にせり出す五大堂を見上げることができます。
立石寺・五大堂 | |
名称 | 立石寺・五大堂/りっしゃくじ・ごだいどう |
所在地 | 山形県山形市山寺4456-1 |
関連HP | 立石寺公式ホームページ |
電車・バスで | JR山寺駅から徒歩5分で山門 |
ドライブで | 山形自動車道山形北ICから約10.6km |
駐車場 | 150台/有料 |
問い合わせ | 立石寺山門寺務所 TEL:023-695-2843 |
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