羽黒山・随神門

羽黒山・随神門

羽黒山山麓にある随神門は、出羽三山神社神域の表玄関となる門。随神門をくぐれば、そこからが出羽三山の神域で、神域は月山を越え湯殿山まで広がっています。随神門は、神仏習合時代の元禄15年(1720年)、羽黒権現の仁王門として矢島藩主・生駒親猶(いこまちかなお)の奥方が安置した仁王尊とともに家運の繁栄と極楽往生を祈って寄進。

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明治の神仏分離、廃仏毀釈により、随神像を祀り、随神門と改名されていますが、本来の姿は仁王門。
この門をくぐると、山上へと続く2446段の石段が始まります。

現在では、右側に櫛磐間戸神(くしいわまどのかみ)、左に豊岩間戸神(とよいわまどのかみ)を安置しています。
往時の仁王尊といえば、現在、山麓の正善院黄金堂内に祀られています。

ちなみに龍源寺(由利本荘市)の三尊仏も生駒親猶の寄進。
生駒親猶は、羽後国(旧出羽国)由利郡矢島(現在の秋田県由利本荘市矢島町)の矢島陣屋を政庁とする矢島藩の藩主でした。

羽黒山・随神門
名称羽黒山・随神門/はぐろさん・ずいしんもん
所在地山形県鶴岡市羽黒町手向羽黒33
関連HP出羽三山神社公式ホームページ
電車・バスでJR鶴岡駅から庄内交通バス羽黒山頂行きで40分、羽黒センター下車、徒歩10分
ドライブで山形自動車道鶴岡ICから約18km
駐車場50台/無料
問い合わせ出羽三山神社 TEL:0235-62-2355/FAX:0235-62-2352
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
羽黒山・爺杉

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