暦応年間(1337年〜1342年)夢窓疎石が開創したといわれる甲州市塩山の名刹(臨済宗妙心寺派)が慈雲寺。推定樹齢330年のイトザクラは、ウバヒガンの変種で山梨県の天然記念物となっています。例年の見頃は4月上旬。満開をはさんで前後数日は、日没〜21:00の間、ライトアップも実施されています。
イトザクラの巨樹は県の天然記念物
境内には樋口一葉と眞下晩菘の文学碑があり、樋口一葉文学碑の碑文は幸田露伴が書き、裏面には明治の文豪たちが名前を連らねています。
樋口一葉の両親は慈雲寺の寺子屋に通っており、この寺で知り合って結婚。
幕末の安政4年(1857年)に江戸に出ているのです(明治5年3月25日に東京で樋口一葉生誕)。
樋口一葉文学碑は、大正5年に一葉の妹・邦子が慈雲寺などを訪れ、大正11年10月に建立されたものです。
慈雲寺(慈雲寺のイトザクラ) | |
名称 | 慈雲寺(慈雲寺のイトザクラ)/じうんじ(じうんじのいとざくら) |
所在地 | 山梨県甲州市塩山中萩原352 |
関連HP | 甲州市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR塩山駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 中央自動車道勝沼ICから約11.5km |
駐車場 | 70台/無料、開花期は有料 |
問い合わせ | 慈雲寺 TEL:0553-33-9039/FAX:0553-33-9035 |
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