旧五千円札と現在の千円札に描かれた富士山は本栖湖北西岸(山梨県身延町)からの「逆さ富士」。紙幣は、写真家・岡田紅陽の撮った写真(『湖畔の春』)を元絵にしています。実際に岡田紅陽が写真を撮った場所は、「本栖湖セントラルロッジ浩庵」裏手の山中、中ノ倉峠から。中ノ倉峠へは、県道709号沿いの登山口から徒歩30分で到達。
旧五千円札と現・千円札の元写真撮影地は中ノ倉峠
山梨県道709号(本栖湖畔線)沿いの登山口(駐車スペースあり)からジグザクになった登山道を登れば、徒歩30分で、展望デッキのある中ノ倉峠展望地。デッキは階段状の5段で、30人ほどが富士山を鑑賞できる仕組みになっています。
展望デッキには、写真家岡田紅陽が中ノ倉峠から撮影した『湖畔の春』の解説標識も配されています。
30分歩くのが自信のない人は、ほぼ同じ風景の湖畔の展望台から富士を眺め、お札の元絵になった『湖畔の春』の飾られた「本栖湖セントラルロッジ浩庵」1階のレストランで休憩するのが無難です。
ちなみに岡田紅陽もここを基地にして粘り強く富士を撮りました。
それすらかなわない人は、身延町の設置したライブカメラでお茶を濁しましょう。
岡田紅陽と富士山
霊峰富士を、「富士子」と呼び、「富士子に会いに行く」と言って足繁く富士山麓に通った写真家・岡田紅陽。
その生涯で撮影した富士山(富士子)はなんと40万枚。
当然、デジタルカメラではなく、フイルム時代の話のこと。
昭和59年に発行された五千円札の裏面の図案のモデルとなった『湖畔の春』は、3万枚もの候補写真から選ばれたもの。
実際に民宿「浩庵」(現・「本栖湖セントラルロッジ浩庵」)に泊まり、五千円札に採用された撮影された富士が撮影されたのは、昭和10年5月(フイルムも当然モノクローム)。
湖畔の駐車場で千円札の絵柄と見比べると、奥行きが少ないことに気が付きます。
その生涯で撮影した富士山(富士子)はなんと40万枚。
当然、デジタルカメラではなく、フイルム時代の話のこと。
昭和59年に発行された五千円札の裏面の図案のモデルとなった『湖畔の春』は、3万枚もの候補写真から選ばれたもの。
実際に民宿「浩庵」(現・「本栖湖セントラルロッジ浩庵」)に泊まり、五千円札に採用された撮影された富士が撮影されたのは、昭和10年5月(フイルムも当然モノクローム)。
湖畔の駐車場で千円札の絵柄と見比べると、奥行きが少ないことに気が付きます。
千円札の富士山(中ノ倉峠展望地) | |
名称 | 千円札の富士山(中ノ倉峠展望地)/せんえんさつのふじさん(なかのくらとうげてんぼうち) |
所在地 | 山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926地先 |
関連HP | 身延町公式ホームページ |
ドライブで | 中部横断自動車道下部温泉早川ICから約21km。中央自動車道河口湖ICから約23km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 身延町観光課 TEL:0556-62-1116 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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