鳥海山「種まきじいさん」雪形

鳥海山「種まきじいさん」雪形

山形県、秋田県の県境に位置する鳥海山(2236m)。鳥海山南麓、山形県酒田市、遊佐町(ゆざまち)などから眺めると、雪解けの山肌が種を撒く爺さんの姿に見える雪形が、種まきじいさん。例年4月下旬〜5月上旬から出現し、ちょうど農作業を始める頃なので、昔から農作業の指針となってきたもの。

夫婦、仲睦まじく種を撒く姿が!

鳥海山「種まきじいさん」雪形
春、雪解けとともに「種まきじいさん」が

腰を曲げて種をまく男性の形に見える「種まきじいさん」。
よく見ると、「じいさん」の左隣には「種まきばあさん」もいて、仲睦まじく種を撒いています。
ゴールデンウィーク頃に、酒田市や遊佐町に旅するならば、鳥海山の雪形のチェックを、ぜひ。

北アルプスの爺ヶ岳(じいがたけ)は、「種まきじいさん」の雪形が山名の由来に。

近年、秋田県にかほ市内から望む鳥海山に「パンダの雪形」があると話題になっていますが、東北で農作業を告げる雪形といえば、「種まきじいさん」と岩手山の鷲の雪形が有名です。

鳥海山
名称 鳥海山/ちょうかいざん
所在地 山形県飽海郡遊佐町吹浦鳥海山
関連HP 遊佐鳥海観光協会公式ホームページ
問い合わせ 遊佐鳥海観光協会 TEL:0234-72-5666/FAX:0234-72-3999
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

鳥海山

山形、秋田両県にまたがる標高2236m(新山山頂)のコニーデ火山(山頂一帯は山形県遊佐町)の鳥海山。山頂と、山麓の吹浦(ふくら)と蕨岡には鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)が祀られ、出羽国一宮として崇められてきました。日

鳥海山「パンダ」雪形

鳥海山「パンダ」雪形

秋田県では秋田富士、山形県では出羽富士と呼ばれる鳥海山(2236m)。雪形としては鳥海山の南麓、山形県側からの「種まきじいさん」が有名ですが、近年、秋田県にかほ市から眺めると、パンダの雪形が出現すると話題になっています。雪形は例年5月下旬〜

岩手山「鷲」雪形

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南部富士と呼ばれる岩手山(岩手県八幡平市・滝沢市・雫石町)ですが、巌鷲山(がんじゅさん)という名があるように、春、雪解けとともに表岩手側から眺めると、山頂の岩肌が鷲の形(鷲の雪形)になることから、岩鷲山、転じて巌鷲山とも呼ばれていたのです。

吾妻小富士・雪うさぎ

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岩木山「黒うさぎ」(竜の子)雪形

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津軽富士と呼ばれる青森県の最高峰、岩木山(1624.6m)。岩木山は「雪形の棲む山」として日本一と称賛したのは山岳写真家で、『山の紋章・雪形』の著者、田淵行男。雪解けで岩肌がウサギに見える「黒うさぎ」(竜の子)のほか、田淵行男は、合計24体

 

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