愛媛県西予市宇和町の卯之町に町民の寄付により明治15年に建てられた学校が、開明学校。現存する西日本最古の擬洋風学校建築として国の重要文化財に指定されています。その前身は学制発布の明治2年に造られた郷校の「申義堂」で、宇和の人々の教育熱心さと豊かな文化を反映したもの。
西予の文明開化のシンボルとなった学校建築
白壁にアーチ型の窓、ガラスは舶来品(ドイツ製)など、まさに開明学校は宇和町の文明開化のシンボルで、開校時には遠来の見学者も多かったとか。
開明学校を建てた大工棟梁は、旧三崎町(現・伊方町) の大工・都築熊吉(つづきくまきち)。
小屋組みは和小屋ながら、アーチ形の窓など、外観にわずかに洋風の意匠を取り入れています。
館内は教育資料館で、明治時代から現代に至る教育資料6000点が収蔵展示されています。
入館料は向かいの「宇和民具館」との共通。
一帯は西予市宇和町卯之町伝統的建造物群保存地区(国の重伝建)にも選定されています。
開明学校 | |
名称 | 開明学校/かいめいがっこう |
所在地 | 愛媛県西予市宇和町卯之町3-110 |
関連HP | 西予市公式ホームページ |
電車・バスで | JR卯之町駅から徒歩5分 |
ドライブで | 松山自動車道西予宇和ICから約1.5km |
駐車場 | 市営駐車場(350台/無料、西予市宇和文化会館) |
問い合わせ | 開明学校 TEL:0894-62-4292/FAX:0894-62-4292 |
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