東海道笠寺一里塚

愛知県内に現在も残る5つの一里塚のひとつで、名古屋市内では唯一残っているもの。一里塚は1604(慶長9)年に徳川幕府が街道を整備し、一里(約4km)ごとに塚を築き、その上に木を植えて道しるべとしたもの。笠寺一里塚は、東海道の江戸から88里目にあたり、塚の上にエノキの大木が植えられています。

名古屋市内に奇跡的に残った東海道の一里塚

大正時代までは道の西側にもムクノキが植えられた対をなす塚が残っていましたが現存していません。
近くには見晴台遺跡、名古屋市見晴台考古資料館もあり資料館の駐車場に車を入れての見学も可能(資料館から徒歩5分)。

ちなみに愛知県内に現存する一里塚は、71里・細谷豊橋一里山(愛知県豊橋市東細谷/豊橋市史跡)、80里・大平(愛知県岡崎市大平町/国の史跡)、84里・来迎寺(愛知県知立市来迎寺町/愛知県史跡)、86里・阿野(愛知県豊明市阿野町/国の史跡)と笠寺一里塚の5ヶ所。

東海道笠寺一里塚
名称東海道笠寺一里塚/とうかいどうかさでらいちりづか
所在地愛知県名古屋市南区白雲町
電車・バスで名鉄名古屋本線本笠寺駅から徒歩15分
ドライブで名古屋高速大高線笠寺ランプから約2km
駐車場なし
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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