盛田金しゃち酒造

盛田金しゃち酒造

愛知県半田市亀崎町にある嘉永元年(1848年)創業という老舗の酒蔵が盛田金しゃち酒造。もともとは天埜酒造でしたが、平成22年から盛田グループの盛田金しゃち酒造としてその歴史を継承しています。天埜酒造の時代からの「初夢桜」と、愛知県を代表する酒への願いが込めた「金鯱」が銘柄です。

昔ながらの手づくりで美酒を醸す

最盛期に200以上もあった知多半島の酒蔵も、今や6蔵にまで減っていますが、名古屋市中区栄1丁目に本社を置く酒・醤油・調味料・味噌を製造する盛田が、亀崎最後の酒蔵だった天埜酒造を継承し、盛田金しゃち酒造として存続させたもの。
現存する酒蔵も江戸時代後期の建物です。

原料(酒造好適米、山田錦)、そして造りにこだわり、昔ながらの「一滴入魂」をモットーに、製造工程のすべてを手作業で行なうこだわりの酒蔵です。
「金鯱大吟醸酒」は、令和元年全国新酒鑑評会で金賞を受賞。

蔵内の見学はできませんが、売店で自慢の酒を購入できます。

レトロな家並み、そして料亭も残る亀崎は、知多廻船でも栄えた湊町。
知多廻船で半田から江戸に酒が運ばれるようになると、江戸時代後期には酒造業も隆盛し、文久2年(1862年)には酒造者21人を数えるまでに成長しています。

5月3日・4日に行なわれる『亀崎潮干祭』(ユネスコ無形文化遺産)の見事な山車(だし)も、そうした亀崎の繁栄が背景にあるのです。

盛田金しゃち酒造
名称 盛田金しゃち酒造/もりたきんしゃちしゅぞう
所在地 愛知県半田市亀崎町9-112
関連HP 盛田金しゃち酒造公式ホームページ
電車・バスで JR半田駅からタクシーで15分
ドライブで 南知多道路半田ICから約8km
問い合わせ 盛田金しゃち酒造 TEL:0569-28-0250
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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