三平の家

秋田県南秋田郡五城目町（ごじょうめまち）馬場目の北ノ又集落にある、映画『釣りキチ三平』の撮影場所が、三平の家。平成21年3月に公開された映画『釣りキチ三平』は、矢口高雄原作の人気漫画を滝田洋二郎監督の手で実写化されたもの。主人公の三平の生家としてロケ地となった茅葺屋根の住宅です。

映画『釣りキチ三平』のロケに使われた古民家

『釣りキチ三平』主人公の三平三平（みひらさんぺい）は、自然豊かな秋田の山村に住み、魚釣りが大好きな少年。
日本のみならず海外にまで足をのばし、天賦の才能を開花させるという成長物語です。

その成長過程で、物語の重要な鍵を握るともいえる生家のロケ地に選ばれたのが、茅葺き民家が今も残る五城目町の北ノ又集落。
原生林の森、マタギの里、清流や棚田など、日本の原風景が広がる秋田県は、自然派漫画の代表格とされる『釣りキチ三平』の舞台として、まさにうってつけの場所だったのですが、実は原作者・矢口高雄の生誕地（現・横手市増田町出身）でもあるのです。

主人公が育った家として撮影が行なわれた古民家は、三平の家として公開中。
撮影当時は空き家だったため、3ヶ月かけて整備。
囲炉裏の切られた家の中、三平の祖父・一平が和竿（わざお）を作っていた土間、日当たりのいい三平の部屋などを見学することができます。

ネコバリ岩

秋田県南秋田郡五城目町（ごじょうめまち）、秋田県道15号（秋田八郎潟線）沿いを流れる馬場目川（ばばめがわ）にある奇岩がネコバリ岩。ネコバリ（根古波離）とは、秋田弁で頑張る、力むこと。高さ約6mの巨岩の上に、何本もの巨木が根を張り、盆栽状に森